グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ビックリツアー・その1

2019年10月01日 | ツアー
一昨日のツアーは、リピーターのお客様たちと裏砂漠へ。

傘をさし、レィンウェアを着込み、長靴履いて水たまりにジャブジャブ入りながら、ツアーはスタートしました。

小学校4年生の女の子( Hちゃん)がとにかく元気でたくましく、次々に色々なものを見つけてきてくれました。

まずはこれ!

なんでしょう?

実のつきかたはサルトリイバラに見えるけれど、こんなふうにタネだけ取れて実の残骸が残っている状態のものは見たことがなかったので驚きました。

Hちゃんは生き物を見つけて、捕まえるのが得意でした。

ニホンマイマイ(?)と思われるカタツムリをはじめ---

ショウリョウバッタ!


美しい蛾( アカスジシロコケガ )などを上手に捕まえ---


近くで観察しては、元の場所へ。


カタツムリがカタツムリの殻の上を這っているのも、見つけてくれました。

「何しているんだろう?仲間の調査?住み替え?」
…ヤドカリじゃないから住み替えのはずないのですが「カタツムリが進化して新手を使うようになったのではないか?」など想像して楽しみました(笑)

「帰りにまた観察しよう!」ということで、マーキングして先へ。
(帰りは残念ながら殻しか残っていませんでした。単なる通りがかりでした〜笑)

足元の石を拾って「恐竜の化石だ!」などと言い合いつつ…


いつもの休憩場所までやってきました。


そうしたら、またまた黄色い蜘蛛が現れました!

これで連続4回目です。
周りに身を隠せる緑がなくなったから、何処にも行けずにいるのでしょうか?

ところで4日前に来た時は、緑が混ざり始めた状態だった裏砂漠の風景には、さらに”赤い色”が加わっていました!


イタドリが元気な赤い若葉をどんどん広げていたのです!


あまりのたくましさに、しばらく呆然となりました!


お客様が、地上に出てきたばかりの極小サイズの若葉を、見つけてくれました。


荒涼とした大地に芽生えた米粒サイズの赤と緑…

踏まれないようにと願いつつ、成長を見守ることをお客様と約束しました。

そしてこの日、とても盛り上がったのがこちら!

台風15号の雨と風で、上に乗っていた穴だらけの小石が流れ去り、浮き出てきた小石を良く見ると…

「あ『ちかこ』って書いてある!ちかちゃんだ!」とHちゃん。


「一番下に横1本の線があるから、きっとこれは『こ』だよ」とのことで、みんなで納得したのでした。

「ちか子さん、今頃どうしているのかしら?」
「前回の噴火から30年以上の時を経ているから、今頃は50-60歳代なはず」
「(書いた人と)結婚したのかな?」
「これは遺跡だね!」
などなど、大いに盛り上がりました😀

この場所は1986年の噴火で分厚くマグマのしぶきに覆われた場所。
台風でそれが吹き飛ばされて再び現れるなんて…本当にびっくりしました。

そしてこの日のツアーは、後半も「!」の連続でした。

が…あまりに長くなるので、続きは次回(明後日)のブログで…!

(かな)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする