三好報告第2弾です。
四国の真ん中に位置し、吉野川が地面を削って急峻な地形が特徴の三好市。

渓谷にかけられた蔓で編んだ橋(かずら橋)や、渓谷(大歩危小歩危)を行く遊覧船などが有名ですが…
普通に車で走っているだけでも、急峻な山の斜面の途中に、突然、人家が現れたりするのでビックリしました。
国政橋という吊橋で車を降り、橋から景色を眺めると、足元には…

深い谷が、刻まれていました!

「大歩危」という場所からは、海外からのたくさんの観光客が、船に乗って出て行きました。

目の前の斜めの地形は、海底に溜まった火山灰がプレートとともに地下深いところに引きずり込まれ、8000~9000万年前に熱と圧力で変身し、地上に現れたものだそう。

斜めなのは大地の力で押されて曲がったためで、少し離れたところでは逆向きの斜め模様が見られるのだそうです。

川縁には、ヒサカキが生えていました。

この高さまで、増水することも珍しくないそうです。強いなぁ…と感心しました。
伊豆大島でも、33年前に流れ出した溶岩の上で、頑張って増えてます。

友だちに会ったみたいで、嬉しかったです。
ところでこの地域では、土砂崩れで比較的なだらかになった場所に集落ができているそうです。

過去の土砂崩れのおかげで、人が住める場所がある… これって伊豆大島の噴火と同じですね。
ガイドさんや事務局の方達と話していて、地域の人たちは…
「雨が降ると、山は崩れるもの、川はあふれるものと思っている。家の周りで土砂崩れしにくい場所が言い伝えられていたりする。でも、予想もつかない災害が起こる可能性があることも自覚している」
…ということがわかり、ますます身近に感じました。
地形や災害を表す方言も、多いそうです。
きぶい→急峻
なるい→緩やかな地形「あそこなるいから車置いておいて」などのように使う
ざれる→土砂崩れ
まくれる→転げ落ちる
「転げ落ちる」という意味の方言が存在するほど、身近なものだということがスゴイです。
妖怪屋敷にも、連れて行ってもらいました。

妖怪は、この土地ならではの文化そのものでした。
「両親が働きに出ているときに、子供たちが水遊びをして事故が起きる恐れがある。危険なところには妖怪を住まわせ、そこへ行かないようにと、親から子へ語り継いでいった。なので、この地にはたくさんの妖怪の物語が生まれた。地域の人はその文化を大切にしようと、自分たちで手作りの妖怪を作り地域おこしにも活用している」
出会った皆さんから、教えてもらいました。
入り口には、地域の人が掘った龍神様。

エンコ!(河童のこと)

受付の女性が書いているという、素敵な物語と絵。

中に入ると、なぜここに妖怪が生まれたかの解説や…

たくさんの手作り妖怪たち。

展示を見て泣いてしまう子供もいるとのこと。
納得です!

私、すっかりハマりました(笑)

妖怪にも、大地の物語にも、人の暮らしにも。
土砂崩れも、洪水も、起きることとして捉え、その中で暮らしを紡いできた人たちの話は、「ここにしかない」魅力でいっぱいでした。
いつかのんびり、滞在したいです。
今回、とてもお世話になった専門員の殿谷さんとの記念写真。

気づいたら、これ1枚だけでした(笑)
またいつか、撮り直しに伺いますね〜。
ありがとうございました😀
(かな)
四国の真ん中に位置し、吉野川が地面を削って急峻な地形が特徴の三好市。

渓谷にかけられた蔓で編んだ橋(かずら橋)や、渓谷(大歩危小歩危)を行く遊覧船などが有名ですが…
普通に車で走っているだけでも、急峻な山の斜面の途中に、突然、人家が現れたりするのでビックリしました。
国政橋という吊橋で車を降り、橋から景色を眺めると、足元には…

深い谷が、刻まれていました!

「大歩危」という場所からは、海外からのたくさんの観光客が、船に乗って出て行きました。

目の前の斜めの地形は、海底に溜まった火山灰がプレートとともに地下深いところに引きずり込まれ、8000~9000万年前に熱と圧力で変身し、地上に現れたものだそう。

斜めなのは大地の力で押されて曲がったためで、少し離れたところでは逆向きの斜め模様が見られるのだそうです。

川縁には、ヒサカキが生えていました。

この高さまで、増水することも珍しくないそうです。強いなぁ…と感心しました。
伊豆大島でも、33年前に流れ出した溶岩の上で、頑張って増えてます。

友だちに会ったみたいで、嬉しかったです。
ところでこの地域では、土砂崩れで比較的なだらかになった場所に集落ができているそうです。

過去の土砂崩れのおかげで、人が住める場所がある… これって伊豆大島の噴火と同じですね。
ガイドさんや事務局の方達と話していて、地域の人たちは…
「雨が降ると、山は崩れるもの、川はあふれるものと思っている。家の周りで土砂崩れしにくい場所が言い伝えられていたりする。でも、予想もつかない災害が起こる可能性があることも自覚している」
…ということがわかり、ますます身近に感じました。
地形や災害を表す方言も、多いそうです。
きぶい→急峻
なるい→緩やかな地形「あそこなるいから車置いておいて」などのように使う
ざれる→土砂崩れ
まくれる→転げ落ちる
「転げ落ちる」という意味の方言が存在するほど、身近なものだということがスゴイです。
妖怪屋敷にも、連れて行ってもらいました。

妖怪は、この土地ならではの文化そのものでした。
「両親が働きに出ているときに、子供たちが水遊びをして事故が起きる恐れがある。危険なところには妖怪を住まわせ、そこへ行かないようにと、親から子へ語り継いでいった。なので、この地にはたくさんの妖怪の物語が生まれた。地域の人はその文化を大切にしようと、自分たちで手作りの妖怪を作り地域おこしにも活用している」
出会った皆さんから、教えてもらいました。
入り口には、地域の人が掘った龍神様。

エンコ!(河童のこと)

受付の女性が書いているという、素敵な物語と絵。

中に入ると、なぜここに妖怪が生まれたかの解説や…

たくさんの手作り妖怪たち。

展示を見て泣いてしまう子供もいるとのこと。
納得です!

私、すっかりハマりました(笑)

妖怪にも、大地の物語にも、人の暮らしにも。
土砂崩れも、洪水も、起きることとして捉え、その中で暮らしを紡いできた人たちの話は、「ここにしかない」魅力でいっぱいでした。
いつかのんびり、滞在したいです。
今回、とてもお世話になった専門員の殿谷さんとの記念写真。

気づいたら、これ1枚だけでした(笑)
またいつか、撮り直しに伺いますね〜。
ありがとうございました😀
(かな)