グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島の柏餅

2020年05月04日 | 歴史・文化

明日5月5日子供の日。大島では子供の日のお菓子として柏餅が食べられます

でも大島の柏餅は柏の葉では無くサンキライの葉で包んでいます。(“かしゃんば”と言う名で出ている店は店の登録商標だそうで他の店はこの名前を使うことが出来ないそうです)

普段でも食べますし、人が集まるときにも出てきますね

以前は沢山のお店で販売されていましたが今は・・・ 私の知っているのは1件になってしまいました

 

なので、自力で製作しますよ

しかし、さかのぼること1か月前から始まっていました

ヨモギを摘んできます

 

茹でます

 

茹でる湯には

これを入れてアク抜きをします

 

10分ぐらい煮てから水に晒します

 

絞ってみると 不思議に緑では無く青系の色の絞り汁が出ました(これで本当の青汁)ですね(いやいや青は昔の色で緑の事で 昔の青は瑠璃色の事)

 

形を整えて冷凍します(ここが私のポイント)

 

 

ここからは今日のこと

粉に水を入れてちぎって25分蒸す

 

蒸している間に急いで

先のヨモギを凍ったままおろします

 

そして肝心なサンキライを採りに行きます

去年はここで摘んだのに 今年は3枚しかありません

 

場所替え  ここなら有りますね。『サンキライ10枚貰って良い?』

 

葉の大きさ比べ  (小さくても中身は同じです)餅70g餡30g

 

餅を捏ねて丸め中に餡を入れてサンキライの葉で包みます

蒸さなくても食べられますが、もう1回蒸します。その方が香りが良いのです

出来上がり~

 

島の人口が少なくなり それまで店を営んできた人達も年齢的に廃業したり冷蔵設備が良くなり島外の大手メーカーのものも入って来ています。何しろお菓子の種類が沢山あり柏餅を食べることが少なくなってしまっていますね。季節のお菓子も大切にしたいです(しま)

※サンキライの葉は家人にお断りして採取させていただきましたよ

 

コメント
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