グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

それぞれの再生(裏砂漠の植物たち2024)

2024年04月23日 | 植物
2019年9月の台風で、樹皮が半分むけてしまった裏砂漠の植物たち。

先日、ツアーでその植物たちの話をしたら、「桜に花が咲いているかもしれないから、見に行きたい!」とお客様からリクエストがありました。
が、時間がなくて行けなかったので、お客様に報告したくて、4月14日に見に行ってきました。

台風4ヶ月後に、無惨な姿だったオオバヤシャブシは(写真は2020年1月)

元気いっぱいに葉を広げ

たくさんの実をつけていました。


そして、お客様が気にされていたオオシマザクラはというと…

やはり元気に葉を広げていました(右がオオシマザクラ、左はニオイウツギです)

2020年1月にカンナをかけたように削れ、ボロボロだった樹皮は

なんだかツヤが出て美しくなり、そこから新しい枝が伸びていました。

ずいぶん太くて立派な枝ですよね!!

「花は咲いているかな?」と思って探したけれど、1つも見つけられませんでした。

小さな種子をたくさん作り、風に運んでもらうヤシャブシと、甘くて美味しい果実に包まれた種子を作り、鳥に運んでもらうサクラとでは、種子を作るために必要なエネルギーが違うのかもしれません。

オオシマザクラの花が見られるのは、何年後かな?
来年もまた、会いに行って報告したいと思います☺️

(かな)
コメント
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