グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

10年後の彼に…

2015年11月24日 | ツアー
一昨日(連休2日目)のツアー午前中は、海が荒れて陸ツアーに変更したダイバー4人と前日から滞在のご夫婦、計6人で裏砂漠へ。

途中で火山灰の地層に根を張る、道路脇の巨木を見学したり…


神社に立ち寄って大島の「森」の雰囲気を楽しんでから…


荒涼とした裏砂漠へ。

黒い大地の奥に見える三原山に向かって突き進み…

全員一致で、稜線を超えて巨大な凹地の中へ。


「でっかい石だね~」と、転がっている石を観察するダイバーの皆さん。


全員もう10~20年大島の海に通い続けてくれているダイバーで、海の中で小さな生き物を見つけるのが得意な方達ですが、一昨日もこの、苔のついた小さな石の下に…


「白い糸状の物体」を見つけていました。

菌糸??
コケは菌ではなくて植物だから、これは石の上のコケとは無関係の生き物??

もとろん交代で写真撮影


これ以外にも「オオムラサキシキブが春の準備をしているよ」と、実の真ん中から延びている冬芽(来春葉になる部分)を見つけたり…


センニンソウのタネがの造形に注目したり…


藪の中に、このあたりではほとんど見かけない「ツルウメモドキ(たぶん)」の実を発見して、目の良さを発揮していました!


そして午後からは、旅行社のツアーに申し込んだお2人(お父さんと息子さん)も合流し、みんなで火口へ。

ヘルメット姿が、とても可愛い小学1年生でした。

とにかくメチャメチャ元気で、西側斜面をピョンピョン跳ねながら駆け下りはじめ…


みんなが歩くルートをジグザグに歩いて冒険してはお父さんの元へ。


前日に「湖」のように水が溜まっていた場所は、もう水が残りわずかになっていましたが、それでも雲の合間から太陽が現れた時には、水面が銀色に光っていました。


光り輝く水面を見ながら「湖畔のお茶」タイム。

なんとも贅沢な時間でした。

エネルギーがチャージできたのか、小学1年生はますます元気になり、1人で砂の斜面を登り…


急な傾斜も、上手に手足を使ってクリア!


斜面も転ぶことなく駆け下りました。


男の子はすっかりこの遊びが気に入ったようで、斜面を見ると登っては駆け下り…


登っては駆け下り…

ずっと全力ダッシュしていました!

いや~もう、あまりにも楽しそうで元気だったので、ハラハラしながら見とれました。
小学1年生の体力、恐るべし!(笑)

男の子にとって、伊豆大島はどんな思い出となって残るのでしょう?
10年後の男の子に会ってみたいなぁ…。

ご参加いただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。

最後に少しだけお知らせを。

以前伊豆大島で行われたマッピングパーティーのイベントで知り合った青山学院大学の教授の古橋さんが、災害時にドローンを飛ばし、迅速に災害地の「地図」を作成、避難に役立てようとする試みをスタートしました。世界初の市民ドローン部隊「災害ドローン救援隊 DRONE BIRD」隊員募集中とのことです。色々と問題も指摘され、使い方によっては恐ろしい武器にもなるドローンですが、それをどう使うかは人間の知恵次第。人間がこの新しい機械を、正しい方向に使うことができることを祈りつつ…。この取り組みを応援したいと思います。
詳細はこちらをご覧ください。https://readyfor.jp/projects/dronebird

(カナ)

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