グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

茨城県立並木中等教育学校の皆さんと歩きました!1日目

2024年11月05日 | ツアー
茨城県立並木中等教育学校の生徒さん&先生が、今年もフィールドワークに来島してくれました。(今年で3年目です!)
2泊3日の行程で、24名の生徒さん&2名の先生が参加。
私は2日目と3日目のガイドを担当し、2日目にあたる一昨日のツアーでは、8時間かけて火口〜裏砂漠〜森を歩きました。

今回も、大島来島の前に、産総研の川辺先生(火山地質)と、筑波大の上條先生(植物)の講義を聞いていためか、皆さんとても積極的でした!

パホイホイ溶岩の丘に登った時は

「こんなところに(溶岩の)出口がある!」と、自ら発見したり

キノコを見つけて、胞子を出して遊んだり

道を歩いていた毛虫を観察したり

溶岩、植物、虫など、なんでもござれ!という感じ😃

登山途中では、事前学習資料にあった「赤色立体地図」の発明者の千葉先生に偶然出会いました。

また、伊豆大島の気象庁・火山防災連絡事務所のK氏にも出会い、「どうしたら、その職業につけるんですか?」と質問。卒業大学などを教えてもらうという…

なんだか、スペシャルな出来事が色々ありました☺️

山は予想通りの強風でしたが、予想外だったのは、生徒たちが「すげー」と言いながら、次々に風の当たる小高いところに登っていき、大盛り上がりしていたこと(笑)

私は、噴気の出てくる暖かい地面に触ってもらいたくて、「お〜い! 降りてきて〜!」と叫んでいたのですが、風下なので全然聞こえないらしく、「頼むから転ばないで〜」と念じながら見ていました💦

この後、風は次第に収まり、火口展望所に着く頃には普通に(?)火口見学できました(笑)

生徒さんたちは、次々に変わった石を発見して、めちゃくちゃ嬉しそう。

木の杭に刻まれた線にも、「なんですか? 火山観測のためのものですか?」と。…何かな??
自力では、わからなかったので、1時間ちょっと前に出会った気象庁のK氏にメールで確認。

「気象庁ではないですね。調査で使うものにしては雑なので、”イタズラ?身長測った?”って感じでしょうか…」と返事をもらったので、生徒さんにそのまま伝えました🤣

生徒さんたちの発見は、まだまだ続き、ちょっと変わった石や

ハサミムシの尻尾(?)が、穴から出ている石を見つけていました。


センブリの花を紹介したら、何人かが興味を持って撮影していました。


裏砂漠では、噴火の時に空中で引き伸ばされた「ペレの毛」と言われる溶岩を、去年に続いて発見し

なんと、裏砂漠のやや粒の大きな石で、下半身を埋めて砂風呂のようにして遊び

とにかく元気いっぱい!

森に着く頃は、薄暗くなっていましたが、最後まで観察を続けました。
今年も、8時間衰えない、生徒さんの好奇心と体力に、本当に感心しました☺️

おまけ。(個人的に❤️だったもの)
キラキラ輝くススキの草原と

元気色で花盛りのハチジョウアキノキリンソウ。

前々日ぐらいまでは、丸一日雨の予報だったのに、空は見事に晴れ上がり、とても素敵な日でした!(感謝💕)

(かな)
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