ヒレンジャク

今回は奄美大島の鳥シリーズはお休み、伊豆大島で見た鳥さんです。
撮影は今月8日、私は2018年以来5年振りの出会いです。
画像たくさんですがお付き合い下さい。

朝、知り合いに「来ているよ！」と教えてもらいすぐさま見に行きました。
自宅から車で5分くらいのところに・・・

いました！

見ているとどこからか次々に電線にやってきます。

100羽くらいはいたと思います。

真下に行ったら興味深そうに見てきました。



か、かわええ～（萌）
あの特徴ある鳴き声も盛んに聴こえてきます。
私が見ている間（30分くらい）は一斉に飛び立ってどこかに行き、また電線に戻ってくる、という行動を何度か繰り返していました。

どこかに行って戻ってきたとこ。


このあと近くのハチジョウイボタに降り立ちました。



これ、わかりにくいですけどかなりたくさん写っています。


マルバグミにもとまりました。

再び電線に。


葉の落ちたエノキにもとまりました。

電線よりは画になります。

次はキヅタにやって来ました。













すぐ近くに行ってもまるで警戒しないで食べるのに夢中でした。
たくさん実っていてよかったね！

飛翔する様子も。



このくらいの大きさの鳥がこのくらいの群れで飛んでいたらすぐに目に留まると思います。
ヒヨドリとは明らかに違う飛び方です。
と、ここまでは朝の撮影でした。

ここから昼休みに撮った画像です。
朝と同じ場所にいてくれました。









ハチジョウイボタの実もこんなに食べられて喜んでいるでしょう。


また出会えますように！

この冬はヒレンジャクの当たり年のようで各地から大群の知らせがあります。
他の伊豆諸島でも確認されていますね。
天使のようにかわいい姿と凛とした眼差し、哀愁ある鳴き声を持つヒレンジャクに心底癒やされました。
朝連絡をくれたKちゃん、本当にありがとう！！

がんま

オールスターの天気

3日連続で旅行会社主催のツアーのガイドで歩いたので、少しずつ報告します😊

3月8日
10名のお客様と三原山へ。
歩き始めてすぐ、遊歩道沿いの小さな椿の木に、花が一輪、咲いているのに気がつきました。

71年前に溶岩に覆われた場所で、毎年少しずつ成長している椿の木の初花。

嬉しかったです。

お客様とは、小さな発見や観察を楽しみながら、ゆっくり坂を登りました。

急斜面に「地獄坂だ」「いや空に向かうから天国への坂だ」などと言い合いながら坂を上り
　
上り切ったところで、ゆっくり舗装された遊歩道を歩いて火口見学するチーム（添乗員の方が同行）と

火口を一周するチーム（私）に分かれて、それぞれのペースで景色を楽しみました。

「火口一周が夢だった」という方もいて、願いがかなって私も嬉しかったです😊

3月9日
名古屋からいらした17名のお客様を、午後3時過ぎから1時間半、ガイド２名（柳場と西谷）で案内しました。

島の北東部にある波治加麻神社では、草刈りされたばかりの美しい景色に歓声が上がっていました。

さらに、草刈り作業をしている方たちから、「綺麗にしておきました〜！」という声がかかって、ほのぼの💖

そして神社の社には、神々しいような太陽の光！

なんとも素敵な風景でした😊

海岸遊歩道では、切り立った海岸に出るたびに、皆さんから「わ〜素敵！」という声が上がっていました😊

あと、歩道にコハナバチの仲間（？）の巣がたくさんあって「火山みたいだ」と言いつつ観察。

お客様は「ここがいっぱいある」と私に教えてくれ、写真に撮らせてくれました（感謝💖）

3月10日
今日は朝8時に温泉ホテルをスタートしました。
「午前中雨。落雷や突風や竜巻に注意」という天気予報にヒヤヒヤしながらも歩いていくと、思ったより視界が良く広大な景色を見ることができました。

しかし…

裏砂漠に着いたときには、ポツポツ雨が降り出し

なんとアラレまで降ってきました！！

雨は次第に強くなり、私の大嫌いな雷まで鳴り出しました😅

一瞬「戻ろうか？」と思いましたが、全員一致で「三原山に登りたい」ということだったので、「次第に天気が回復する」という予報を信じて火口を目指しました。

その後は…雨が止んで視界が開けたり

霧に包まれたり、雷が鳴ったり、強風が吹いたり、青空が現れたりと、目まぐるしく天気が変わり、火口展望所に着いた時は…

霧で何も見えませんでした！！😅（「もう笑うしかない」by柳場）

濃霧の中三原山を下り溶岩の上に登ったら、なんと一瞬霧が晴れ三原山が現れました！

霧の中で、三原神社にお参りしたのが良かったのかも？（笑）

そしてまた、アッという間に雲がやってきて、三原山を隠してしまいました。

山歩き専門の素敵な女性添乗員さんが、「今日はアラレあり、雷あり、大雨あり、強風あり、青空ありのオールスターの天気でしたね」と話されていたのを聞き、「まさにオールスターだったなぁ」と思いました。

３日間、ご一緒させていただいた皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました！

（かな）

南部外周ツアー

本日、旅行会社主催のツアーにガイドとしてご一緒させていただきました。
ご案内したのは、南部方面の外周です！

わたしにとって、あまり慣れていないバスツアーでしたが、
お客さまたちが旅に慣れた優しい方ばかりで、ありがたかったです✨




筆島をご案内していて、やはり目立つのはこの十字架の白です！



真っ先にご質問いただきました☺️
また、文学の散歩道の石碑が筆島への海岸遊歩道にもいくつかあり、
全部でいくつあるのかお尋ねいただいたのですが、答えられませんでした。

帰ってきて調べたら、文学碑は全部で30ヶ所設置されているそうです。
「波浮の港を愛する会」のHPに詳しく、書いてありました。
ここにリンクを貼らせていただきます。
http://www.habuminato.com/sannpomichi.html

これだけ多くの著名な方々が波浮を訪れていることが、
確固たる波浮のミリョクを知らしめています。


そして、ところ変わって、
火山博物館の世界の火山コーナーでは口々に「行った、行った」と
現地の様子（アイスランド・イタリア・カムチャッカ半島などなど）を
思い出されているお客さまたち。
わたしは、写真でしか見たことがないので、
現地に行ったことのある方のお話を聞けたのが貴重でした😌


ところどころで、添乗員さんがメモを取られているので、「熱心ですね」とお声がけすると
なんとツアー後にお客さまにレポートのようなものをお渡ししているとのこと！
感服です✨✨
こちらの旅行会社にリピーターが多いのも納得です！


お客さまには、二泊三日の旅で、くまなく大島をご堪能いただき、
いろいろな角度から大島を知っていただけたようです。
天候にも恵まれ、何よりでした😌

不慣れな点も多々ありましたが、ご一緒いただいたみなさま、
どうもありがとうございました。

（ユリカ）

十勝岳ジオパーク の皆さんと歩きました！！

一昨日〜昨日、十勝岳ジオパーク の事務局&ガイドの皆さんと歩きました。

十勝岳ジオパークは、伊豆大島と同じように活発な噴火を繰り返してきた火山がある地域ですが、火砕流や雪による泥流が発生するなど、大島とは個性が違う活動をしています。
（十勝岳ジオパーク のある美瑛町のhpはこちら）

海に囲まれた活火山の島・伊豆大島の特徴を楽しんでいただきたくて、コースを考えました。

1日目の午後は、15時45分からレンタカーでスタート。
地層大切断面と砂の浜へ。

私が大好きな、黒い砂浜に白い波が作る模様を、皆さんも楽しんでくださっていて嬉しかったです😊


この日は伊豆大島のジオガイドと意見交換会をしたのですが、会議が終わったら、隣の部屋で火山実験教室の打ち合わせをやっていて、それも見学させてもらいました。

マグマが地下から上がってくる様子を再現中😊

2日目は、三原山〜裏砂漠〜森をガッツリ歩きました。

まずは、粘りの少ない溶岩ならではの形を紹介。


ゴツゴツの溶岩（アア溶岩）を観察していたら、十勝岳にもアア溶岩があって、そこに「ナキウサギがいる」と教えてもらいました。

で、私はこっそり（？）近くに落ちていたイタドリの葉っぱを拾って、ウサギの耳を再現（どこが？🤣）


気温が高くで富士山は見えなかったのですが、誰かが一瞬出てきた富士山を見つけて教えてくれました。


降水確率0%だったものの、空には怪しげな黒い雲がウロウロしていたけれど、無事、火口も見えて

一周コースの景色も見られて一安心😊


割れ目噴火のマグマのしぶきが、くっつきあってできた造形を背後に眺めつつ

裏砂漠を目指したら、誰かがハギマシコを見つけてくれました！！


青く光る石を見たときは、十勝岳に光の反射で青く光る青い池があると教えてもらい、「見てみたい！」と思いました！


黒い砂漠を歩き


ジオ・ロックガーデンでは、みんなで「お祈りする犬」のポーズ！


森では、私が提案する前に水たまりを見つけて、水鏡の写真を撮られていて「さすがガイドさんたちだなぁ」と思いました。


歩き終わったら、椿の花がお出迎え。

花越しに見上げる外輪山が素敵でした😊

三原山〜裏砂漠を歩いた後は、砂防ダム〜赤はげ、そして溶岩の海岸でコーヒータイム！

短い時間でしたが、黒い溶岩と海の景色の中に身をおいて、時を過ごしました。

本当は、もっと見てもらいたい場所があったのですが、残念ながら時間切れで回りきれませんでした💦
でもツアー中に色々お話できて、それぞれの火山の違いが楽しかったです。
「いつか十勝岳を訪ねて、皆さんのガイドで歩きたいなぁ」と心から思いました。

遠路はるばる”活火山の島”を訪ねていただき、ありがとうございました！

（かな）

幻の池から湯気！

昨日は、母娘2人旅のお客様たちと、ツアーに行ってきました。

一昨日の雨のせいで湿度が高く、スタート時の山はまだ霧。

裏砂漠ツアーへの変更も考えましたが、お客様が「晴れるのにかける！」ということで火口を目指しました。

お二人は溶岩を見て「こう流れてきて」

「こうなったのでは？」

と溶岩の気持ちになって、足元の景色を楽しんでくれました。
（既にこの時点で楽しくなりそうな予感が！）

上に伸びて咲く準備に入ったオオバヤシャブシの雄花の上に、ちょこんと黒い粒が乗っているのを発見！

こんなふうに帽子をかぶったような状態の時が、あるのですね〜😊

雨上がりのせいか、小さめのミミズが遊歩道のあちらこちらに死んでいました。

ピンク色の華奢な（？）ミミズで、お客様と「きれい〜！」と言い合いながら歩きました😊


火口はついに、縁しか見えなかったのですが

表砂漠に降りる頃には霧が晴れ

下山中はこんな青空に！


雨の後だけ現れる「幻の池」はちょうど、溜まった水が蒸発し終わるタイミングだったらしく

地面からモウモウと湯気が立ち昇るのが、とてもカッコよくて見惚れっぱなしでした❣️

火口は見えませんでしたが、とても楽しい三原山ツアーでした。
お客様に感謝💖😊❣️

（かな）

春を感じる

あ

春を感じる。

フキノトウが芽生えてフキ味噌を作りました（今年は2回目ですが）

今回は下茹でして作ってみました。出来栄えはいかがでしょうか？

 

ツワブキの皮を3時間かけて剥いて調理しました。（これが大変で疲れる作業です）その後は炒めて　味付けは好みに依って色々ですが醬油でシンプルに　ですが海苔を入れてちょっと味変してみました

 

ハバノリ（島ではハンバと呼ばれていますが）石附をとって（これがなかなか大変な作業で我が家では近頃主人がやってくれています）

 

え！春を感じるって　私　食べ物のことだらけ？　どんだけ食いしん坊なの？（しま）

 

※写真をまだ載せる事ができません。ごめんなさい（しま）

非常勤スタッフ紹介！！

店のホームページの「スタッフ」のページ、更新しました！
http://www.global-ds.com/staff.html
非常勤スタッフが２人、追加になっています。

1人は昨年5月19日から木曜日のブログを書いてくれている田中由里香さん。（前から追加にはなっていたのですが、お知らせしておらずスミマセン💦）

子育てしながら英語教師をして、さらにジオガイドとしても活躍してくれているバイタリティあふれる女性です（華奢なのですけど〜）

今後、英語のガイドは、彼女が担当してくれることになり、英語のチラシを作成してくれました。


店のHPトップページの右上に表示してある茶色の文字をクリックすると、チラシ（上段）と申し込みページの案内（下段）になります。

現段階では「Mt. Mihara Half-Day Tour」のみ、日付をクリックすると申し込めるようになっています。他のツアーについてはチラシにある電話番号やメールアドレスへのお問い合わせください（近日中に全てのツアーにお申し込みいただけるようになる予定です）

彼女のガイドは、昨年9月にツアーに参加してくれた日本語が全くわからないお客様から、「科学的で素晴らしい！」と大絶賛されていました。
海外のお客様で英語ガイドを探されている方がいらしたら、ぜひご紹介ください〜。
（通常ツアーと一緒にできにくいため、料金は多少お高くなっています）

そして、もう1人の非常勤ガイドは、菊地真一さん。
島生まれ、島育ち。
小学校3年生の時の噴火体験話も、語ってくれます。

本職は信用組合の職員ですが、彼の勤める信用組合は地域貢献を掲げ、ジオパーク も支援してくれている理解のある会社。
勤務に支障のない範囲で、正式にガイド可能となりました😊

菊地さんは、御神火太鼓や消防団など地域の多くの団体にも携わっていて、過去に介護職などの経験もあるそうです。（頼もしぃ〜）
きっとこれから、スケジュールが空いている時には、活躍してくれることでしょう。
御神火太鼓付きジオツアーなんて楽しいかも❣️

4月ぐらいから少しずつブログにも登場し、島のことについて綴ってくれる予定です。
楽しみですね〜💖

ということで、皆様よろしくお願いいたします！

（かな）

ルリカケス

奄美大島の鳥と言ったらこれでしょう。
奄美大島の鳥は？と訊かれて鳥好きならすぐに出てきますね。
私が子供の頃から憧れていた鳥のひとつです。
世界中で奄美大島と加計呂麻島、請島にしか生息していません。
そのルリカケスにとうとう会えました！

しかもこんな近くで！
水場の近くで粘り強く待っていると目の前にふわりと降り立ちました。
なんて美しい！！

別個体。



目の上に付いているゴミさえもかわいい。

このときは3、4羽でいてその中の1羽がこんなことをしていました。

巣材でしょうか？
ルリカケスの繁殖は2月から5月にかけてと聞いています。
もう準備に入っていってもおかしくないですね。

その他には薄暗い林床で何か食べ物を探していたり。




高い樹の上にとまっていたり。


さらには電線にまで！

電線にルリカケスって・・・
奄美大島、すごいッス。
いろいろな鳴き声も聴くことができてとても感激しました。

がんま

２日間下見（泉津海岸遊歩道）

先日２日間、島の北東部にある海岸遊歩道を歩きました。

何度も歩いている馴染みの場所ですが、来週に予定されている1時間半のツアーの下見に行ったところ…

ガ〜ン！(￣▽￣;)
通行止め！（3月20日までらしいです）

一番ダイナミックな地形のところが、ちょうど歩けないので、どうしようか悩みながら、２日間歩いて代替え案を考えました。
今日のブログはその時出会った風景です。

横に伸びてから空に向かっていたスダジイの枝。

「どんな苦労があったの？」と聞きたくなって見上げていたら、その向こうに赤い椿の花が見えました😊

切り株から絶賛再生中のスダジイ。

「ひこばえ」と呼ばれる小さな幹が、一斉に空を目指していました。

海岸に向かう細道は

散った椿の花で、華やかな道に変身😊

ガクアジサイの芽吹きも、あちらこちらで見つかりました。

元気で良いですね〜😊

ヤブニッケイの黒っぽい幹に、木漏れ日が見事なマダラ模様を作っているのも、なかなか素敵な風景でした。

本番ツアーは午後遅くなので、この光景は見てもらえないのですが…😅

青い海とクロマツのコラボ。

久しぶりに見ると新鮮です！

透明度の良い海を、真上から見下ろすオソロシサ（笑）

（実は、高いところ苦手です💦）

大島公園では、早咲きのオオシマザクラが満開でした！！

ヤブツバキの赤い花とオオシマザクラの白い花が、一枚の写真に写せるのも、この時期ならではではないでしょうか？

コースの中には足場の悪い場所もありますが、無理せずゆっくり歩いて、伊豆大島の海岸風景をお楽しみいただきたいと思っています😊

（かな）

美しい日本の旅

日曜日にわたしと同じく遠距離結婚をしているご家族と火口〜裏砂漠に行ってきました！
お父さまはマレーシアの方で、貴重な日本でのご家族との滞在の間の
旅先に伊豆大島を選んでくださいました✨
（ちなみにわたしは大島と仙台の遠距離結婚です😊）

冬晴れの青い空が広がるいい天気。


夜に雪が降ったようで、ところどころ、いつもとは違う、白い雪とのコラボが。




そして、富士山がどこにいても、くっきりでした！

ホルニトと富士山


火口と富士山


割れ目噴火でできた丘と富士山



昨日のブログにもありましたが、この日は大室山の山焼きということを
朝GIBAさんから聞いて、ウキウキしていました。
12時に点火する頃は見えるところにいるといいな...
と、時計を眺めながら歩いていました。

するとお昼休憩の場所に座ってまもなく、
大室山から煙が...!


知らなかったら噴火かと思う光景です。



キラキラの石を見つめ✨


裏砂漠でも仲睦まじいご家族☺️　



こんなに青と黒のコントラストが美しい場所は日本中ここだけではないでしょうか！


青い空、黒い砂漠、白い雪。
自然の色づかいに、人はなんでこんなに感動するのでしょう✨✨


そうそう、道中歩いていてお客様がゴミひとつ落ちていないと感心されていました。
みんなでこの素晴らしい場所を守っていきたいですね😌

貴重な風景の数々を見ることができたのも
ご一緒いただいたお客さまのおかげです。
どうもありがとうございました✨✨

（ユリカ）