グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ハシボソガラス部分白化個体

2024年04月20日 | 
14日に牧場付近で見つけました。
始めは光の加減でそう見えるのかと思いましたが違いました。



両方の風切羽の一部が白くなっています。






雨覆の一部も白くなっていますね。




どれも1羽きりで写っていますが他のハシボソガラスと一緒にいました。

2018年にはハシブトガラスの部分白化個体を見つけています。

がんま
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オオシマザクラ物語・2024

2024年04月19日 | 植物
今年は3月〜4月の初旬に忙しかったり、天気が悪かったりで、なかなか時間をとって会いに行けなかったオオシマザクラたち。

ようやく、落ち着いた4月14日に会いに行ってきました。

今年は桜の開花が遅かったので、桜は咲いていてくれそうでした(坂の下に白く見えるのがサクラの花)

嬉しいことに、2019年から4年連続で毛虫に葉を食べ尽くされ、2020年から4年連続で、花を1つも咲かせられなかったオオシマザクラに、花が咲き始めました!!

昨年は毛虫の姿を見なかったので、その間に体力を回復したようです!

毛虫も元気のなくなったサクラに執着せず、他に移ったのでしょうか?
さらに根元からは、新たな細い幹が延びていました。

これから2本並んで、ますますたくさんの葉を出していくのかも?

頑張って毛虫の攻撃に耐え花を咲かせたサクラ、素晴らし〜❣️

ってことで、嬉しい気持ちでさらに進んで、毎年会いに行っている1986年溶岩流の中のオオシマザクラの元へ!

おお!青々&フサフサ〜!!

花もしっかり咲いていました!バンザ〜イ!!

サクラと溶岩と三原山という、大好きな3点セットの写真をGET!💕

確認できた花数は68個(昨年は7個) 樹高は230cm(昨年は218cm)

まあまあ順調なのではないでしょうか?

強い風が当たる場所なので、枝が折れたり花数も増減したりと色々あるけれど、今年も元気に再会できたことが、とても嬉しかったです☺️
で…

友人との再会の記念に一枚。
来年も再会できたらいいな…。

帰り道、ところどころにヒョロヒョロ延びたサクラの若木を見かけました。

その1本ずつに、新たな物語が始まっているのだろうなぁ〜、と思いながら歩きました☺️

(かな)
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オンラインツアーに向けて

2024年04月18日 | 火山・ジオパーク
日曜日に開催のオンラインツアーに向けて、リハーサル&準備を重ねています!
4月12日のブログに西谷がご案内した下記のツアーです。




16日(火曜日)に初めて会場(グローバルのログ)で一緒にリハーサルしました。


いろんな意味で、いっぱい工夫をしています😅


地元出身のガイドが3人登場します♪


プレゼンでも、講習でもない
楽しくわかりやすいツアー感をだすために、試行錯誤の繰り返しです。
伊豆大島の3つの港に焦点をあてたツアー、あらたな伊豆大島の一面が見えてくるかもしれません。

アーカイブ配信もありますので、ご覧いただけたら嬉しいです!
オンラインツアー申込先&詳細はこちらです。

また、3日後の4/24(水)にはツアーを元にした勉強会も行います。


ツアーを組み立てる工夫などをTOREを軸に学ぶグループディスカッションによるガイド勉強会です。
ガイド勉強会(オンラインツアー参加者対象)の申込先&詳細はこちらです。

みなさまのご参加をお待ちしてます☺️

(ユリカ)
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ロケ本番

2024年04月17日 | ツアー
昨日のブログの続きで、ロケ本番の報告です。

番組名は”テレビ東京・よじごじDays「東京の離島“大島”で絶景ハンティング」”
来週火曜日の放送です。

絶景ハンターのタレントの敦士さんが、伊豆大島の絶景をハントする…と言う内容で、ロケは4月11日でした。

この日、朝7時には霧で真っ白だった三原山ですが、時間と共に霧が薄くなり、歩き始めた12時少し前には視界が開けました!

ディレクターの方が「あったらいいな」と、楽しみにされていた水たまりは、健在!
「後ろ姿を撮ってください」と敦士さんに言われ撮ってみましたが…

う〜ん…😅

裏砂漠に寄って、黒い大地で撮影。

寝転んでいる写真は、ご本人からいただきました。

タレントさんは普通、写真を公開できないことが多いので、ご本人の写真を撮らずにいたのですが「僕、全然平気です。全く問題ないです」と言っていただけたので、後半は、遠慮せずに撮影☺️

そして、さまざまな場所でのコメントが素敵でした!

割れ目噴火の火口を見た時には

「おおお〜! なんか〇〇〇歳まで生きられる気がする!」という、今まで聞いたことのない感想が!

「〇〇〇に来たみたい」「この〇〇を表現したいんだよな〜!」など、そのままポスターか何かのタイトルにしたいような素敵な言葉が次々に!(どんな言葉だったかは、ぜひ放送をご覧ください!)

番組では、一番良い場所まで景色を見ないようにして歩かなければならないらしく

手で左右を隠して、地面だけ見て歩くことが多かったのですが、その分見えた時の感動が大きいようでした。

これ、私たちの普段のツアーで使っても、なかなか楽しいのではないかと思いました。
😆

そして敦士さんの言葉で、底が見えない位置からの火口展望も、底なしの穴のように想像力を掻き立てられるものなのだと知りました。

最後に、火口をバッチリ撮影して撮影終了。

「オ〜!○×△!」

その後は、元来た道を戻って一人で噴気にあたりに行き

火山を楽しんでくれていました☺️

撮影終了後、ロケ隊の皆さんが帰路に着く頃には

雲の合間から漏れる太陽の光が海に映り、美しい絶景に!
予定の撮影が終わっていたのが、残念でした。

でも最後に「ここで撮ってくれませんか?」と言う言葉で、すごくカッコイイ写真が撮れました☺️

美しかった1日。

放送される映像も楽しみですが、とても素敵な表現力を持つ敦士さんの言葉のうち、何が使われるのかも楽しみです。

山以外に地層大切断面や島の美味しいものなど、いろいろ情報が載るようなので、それも楽しみです。

視聴可能な地域の方は、ぜひご覧ください〜☺️

(かな)









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ロケハン運

2024年04月16日 | ツアー
4月6日と11日に、とあるテレビ番組のロケハンとロケ本番で、ロケの方達と、裏砂漠〜火口を歩きました。

ロケハンの日は、雨が上がったばかり。森の水たまりには、なかなか良い感じで水が溜まっていて、

ディレクターの方に、水鏡の風景を喜んでもらえました☺️

霧は濃く、景色は見えなかったのですが

歩く距離や時間を調べるため、雨や霧の時の撮り方などを話し合いながら、裏砂漠へ!

白い霧に包まれたイタドリの根っこが、いつもより迫力があるように感じました。

😅

強風のせいか、一方向にだけ枝が伸びた木のシルエットも、とても幻想的でした(笑)

三原山を登り、火口一周コースに着いた時も、まだ真っ白だったのですが

少し進んだ時、ディレクターの方から「見えた〜!」という声が!

「おおお〜!!」と、喜んだのも束の間、

アッという間に霧がやってきて、私たちの周りを取り囲み、景色を隠してしまいました。

でも少しずつ、私たちの右手に見えるはずの火口の縁の一部や

東側の海が、雲の上に登場!!

「おお〜! 雲海?」
私は、あまり見る機会のない景色(もしかしたら初めてかも?)に、大コーフン!

歩ける範囲で一番標高の高い“剣ヶ峰”で、お弁当を食べながら、霧が動くのを待つことになり

しばらく滞在しているうちに(奇跡的に風が弱い日でした)

三原山を取り巻くように位置する、櫛形山や白石山の頂上が現れました!!

さらに雲の切れ間に、裏砂漠を歩く人影が点のように見えた時は、「夢を見ているのか?」と思うほど感動しました。

裏砂漠にいる人たちは、どんな景色を見ていたのでしょう?

雲を眼下に見下ろし、雲の上を歩いている感覚で進んでいくと…

ついに、火口がくっきり現れました!

あまりにドラマチックな展開!
「本番のロケの運を使い切っていないといいな」と、本気で心配になりました(笑)

そして4月11日…ロケ本番を迎えました。
さあ、運は残っていたでしょうか〜?

続きは明日のブログで!

(かな)
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花爛漫

2024年04月15日 | 植物

白が桜の花が咲き終わる前に わ~!と賑やかな色に襲われている

  虫が喜んで花から花へ一生懸命に飛び回っています 

   

 

    

花びらが細くちょっと変わりだのツツジです↓

=この子は蕾ですが、蕾の外側がべたべたでアリがくっついてしまいました

この花は美味しいのか?虫が沢山付くので花は防衛として粘液を出してまとめてくっつけてポイと捨てる=のかな?

 

  バーベナもハートが5つ重なっています

  セッコクも花開きました

  マーガレット ここで咲いてほしくはないのですが‥

 多肉植物の花 地味ですがどんな虫が来て受粉をしてくれるのでしょうか

 まだ、蕾

 紫陽花の葉の中を覗いてみたら

 ちゃんと咲いているのに どうしてあっち見ているの?

 1個見つけた! 何して食べよ!

 1つも食べられない柿ですが、とても青々と美味しそうなので

柿の葉寿司を作ろうと決心しましたが、まだ葉が小さいのでこれからのお楽しみに!(しま)

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水玉と、ハートと、手形と、赤い大地!

2024年04月14日 | ツアー
昨日、ブラタモリを見て「いつか来たいと思っていた」というご家族と、三原山に登ってきました。

朝方、山を隠していた霧は、歩きはじめの頃に無くなり、新緑の平らな大地と三原山の景色を「すごい!」と喜んでくれるお客様に、嬉しくなりました。

ブラタモリの撮影地巡り、その1。

撮影地巡り、その2。


山を登っていくと、37年前に山肌を流れた溶岩流の横に、オオシマザクラの木が満開の花を咲かせていて、

ますます嬉しくなりました☺️

互いに写真を撮りあったり

あれこれ観察したりしながら、山を登りました。

娘さんが、「水玉模様がある!」と教えてくれた風景。

確かに水玉模様ですね〜💚

見る人によって、様々な動物に見える岩。

この日は「ウサギに見える」という意見が多かったような…?

無事、火口西展望所に到着しました!

ここから火口の底までは見えませんが、その分、想像力を掻き立ててくれる気がします☺️
それに、なんと言っても…

この道が、最高です!!

娘さんが♡を見つけてくれたのも、嬉しかったです。

みんなが通る遊歩道脇にありながら、いまだかつて誰にも発見されたことのないスペシャルな♡(名物になるかも?)

お礼に(?)、私からは「溶岩の雫と一緒に写真が撮れる場所」を紹介。

みなさんの協力で、撮影に成功しました❣️

帰りは、三原山の西側斜面を下る「表砂漠コース」へ。
「開放感半端ない!」と言い合いながら、互いに写真を撮りあう皆さん。

この、“誰もいない広大な大地を自由に歩ける楽しさ”は、何ものにも替えがたいと感じます。

滑らかなカタチの溶岩が楽しめるのも、この場所ならでは!

そして、この日はさらに…

表砂漠の春の風物詩、ハチジョウイタドリの赤い若葉が最盛期だったのです!

表砂漠が一番華やかになる季節に、ここを歩けてとても嬉しく…

何枚も赤い若葉の写真を撮りまくりました〜(笑)


水が干上がった「幻の池」では、小さな頃からシャボン玉好きだったという娘さんが、本領発揮!

風があってシャボン玉にはあまり向かない日だったのですが、上手にいっぱい飛ばしていました!!

帰りの森では、目の前に垂れ下がっている桜の枝を発見!

よく見たら、枝が折れていました!(前日の強風で折れたのでしょうか?)

折れてもまだ花を咲かせているオオシマザクラ、尊敬です!

ツアーの終わりに、ふかふかの火山灰斜面に

娘さんの手形を残しました。

皆さんと一緒に過ごした、楽しい時間の証に!
ツアーご参加、ありがとうございました!!

(かな)
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アホウドリとか

2024年04月13日 | 
今週出会った鳥たちです。
枚数多いですがご覧下さい。

9日、乳ケ崎(ちがさき)沖にいたアホウドリ。











若鳥が最低3羽はいました。
一緒に飛んでいるオオミズナギドリと比べるとその大きさがわかると思います。

10日の鳥たち。
キンクロハジロはまだいました。


ウグイス。

なんかキリッと撮れました。

コガモたち。


ハクセキレイ。


イソシギ(中央)とコチドリ。


コチドリはペアで、「アイツ邪魔だな」と夫婦で相談し、



夫(たぶん)がイソシギを追い払っていました。

11日。
誰でしょう?



ツグミでした。


伸び~。


そしてふんわり。

暗い森にはシロハラ。


近くではキビタキがさえずっていました。









今年も出会えて嬉しい!

コガモ、増えてました。


12日、アオジのペア。


クロサギ。







飾り羽、結構出てますね。

タカブシギとコガモ。





タカブシギ、すんごい久し振りに見ました!

そして今日。



こんなんしか撮れませんでしたがオオルリです。
美しいさえずりを聴くことができました。

渡りの季節真っ只中、次はどんな鳥に出会えるでしょうか。

がんま
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【地球から見る、日本の旅・第27回 】伊豆大島ジオパーク編 『トウキョウ・ボルケーノ~火山がつくった日本の縮図』

2024年04月12日 | 火山・ジオパーク
4月21日(日)20時~21時に、オンラインジオツアー【地球から見る、日本の旅・第27回 】伊豆大島ジオパーク編 『トウキョウ・ボルケーノ~火山がつくった日本の縮図』が開催されます!


北海道から九州までのジオパークのジオガイドが、ジオと人、生きものたちとのつながりの物語を語るこのシリーズ。
伊豆大島は2回目の登場です。

伊豆大島には6つの集落がありますが、それぞれに古くから伝わる習わしが残され、日本各地にも脈々と受け継がれている自然と共生する精神が息づいています。
今回はその中で、岡田、元町、波浮という比較的大きな港を持つ地域をピックアップし、それぞれの地域の特徴と人々の暮らしを探っていきます。

島生まれ、島育ちのジオガイド3人と、火山が好きで島に移住したジオガイドの4人で、"活火山の島ならではの物語"を楽しんでいただけるよう準備中です。私は登場しませんが、絶賛応援中(口出し中?)です☺️

参加して、応援していただけたら嬉しいです!

オンラインツアー申込先&詳細はこちら

また、3日後にはツアーを元にした勉強会も行います。
ガイド勉強会(オンラインツアー参加者対象)申込先&詳細はこちらです。
 
伝え方をみんなで考えて学ぶ場ですので、各地のガイド関係者や事務局の皆さんは、ぜひご参加ください〜。

(かな) 
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花々と広大な景色!

2024年04月11日 | ツアー
昨日、八王子からお越しのお客様と三原山〜裏砂漠に行ってきました!


富士山が見える山を登りたいとのことで、天気予報を見て、この日をお選びいただいただけあって、
晴天の富士山がくっきり見えるトレッキング日和でした✨


お客様は、高尾山でボランティアガイドもされていたり、元小学校の理科の先生だったりで
観察力が鋭く、たくさん学ばせていただきました!

足元の観察がとにかく楽しかったです!

シチトウスミレもたくさん!


シマタヌキランも尻尾が出てきてました

(手前にピントを合わせたかったのですが...😅)


最近、見分け方を知った
コケリンドウと


フデリンドウ

この写真だけではわからないですが、萼が反り返っているか筆のようになっているか!
(横から写真を撮ればよかったです...)
歩きながらどちらかかあってこするのも楽しいですね😊

さすが理科の先生!と思ったのは、パホイホイ溶岩の表面の固まり方をみて、

「強風でも吹いてたみたいな跡だなー」としげしげ考察していたこと!
正解を覚えるのではなく、
理科って問いをたてて、あれこれ考察するの、すごく大事だなぁと改めて思いました❤️

山頂でもゴジラと富士山のコラボがバッチリ!


前日の大雨で「幻の池」も現れていました!


新しくできた剣が峰の標識でもばっちり!

お客様、8回も富士山に登ったことがあるそうですが、
富士山の剣が峰はまだ行ったことがないとのことで、
先に三原山の剣が峰に登頂いただき、何よりです✨

噴気も盛大に歓迎してくれ、火山らしさをアピール


裏砂漠の壮大な広さに感銘を受けていらっしゃいました☺️


お客様が普段行く高尾山は、多くの登山者が訪れることで有名ですが、
混んでいる時は山頂でお弁当を食べる人で足の踏み場もないそうで、
ある時数えてみたら、なんと3,000人くらいの人が山頂にいたそうです😳

三原山も裏砂漠もほぼ貸し切り状態だったので、同じ東京でもこのコントラストに驚きです!

再生の一本道を入るとカルデラ内にオオシマザクラが美しく咲いているのが目立っていました。


お客様にアオキに雌木と雄木があるのも教えていただき、
雄木の花が咲き始めていました☺️


高尾山のお話や植物のことなど楽しくお話ししながら、
わたし自身気づきをいただくことが多く、とても勉強になりました!



一緒に歩いていただき、ありがとうございました✨

(ユリカ)
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