「陶史の森」のシラタマホシクサの傍で見つけたシロイヌノヒゲ(白犬の髭)だ。ニッポンイヌノヒゲやイヌノヒゲというのもあって、正確な違いはよく判らないが、たぶんシロイヌノヒゲでいいと思う。
シロイヌノヒゲは、シラタマホシクサと違って本州から九州にかけてよく見られるそうで、それほど珍しくないらしいが、ここでは一面に繁茂したシラタマホシクサの勢いに負けそうで、数株だけがひっそりと咲いていたようだ。シラタマホシクサの仲間なので、姿も花の様子もよく似ている。
今月初めに愛知県森林公園で咲き始めたシラタマホシクサを載せたが、岐阜県土岐市の「陶史の森」に立ち寄ったら、ここでもシラタマホシクサ(白玉星草)がちょうど満開(?)であった。東海地方固有の植物で絶滅危惧種に指定されているが、各地の管理された湿地では、よく保護されているためか、少しづつ増えてきているように思う。