閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ユリカモメ

2010-01-17 | 野鳥
まだ赤花系のボタンが残っているが、昨日までずっと冬ボタンの花が続いたので、ちょっと小休止して、いつもの散歩コースの河原で見掛けたユリカモメを載せておこう。

このブログを始める前までは、近くの川に冬にユリカモメが来ていたとは気付かず、初めて見た時には珍しく思ったのだが、毎年見掛けるようになると、もう珍しい野鳥でもなくなってしまった。この冬も、いつもの場所に50羽くらい来ているようだ。餌を採っている様子もなく、午前中はずっと日向ぼっこをしたり、羽繕ろいをして寛いでいるように見えるが、午後になると一斉に何処かに移動して、全くいなくなる。ユリカモメは冬鳥で、日本には寒い時期になると海岸や湖、河川、内陸の池や沼などにも渡ってくるそうだから、海からかなり離れたこのあたりの川に来ていても不思議ではないのかもしれない。










ユリカモメの羽の色は白と黒、それに中間色のグレーだけかと思っていたら、背中の後部に見えているように、茶色の羽が混じっているとは知らなかった。餌は生きた小魚ではなく、どうも雑食性のようで、いろんな物を食べているらしい。




ユリカモメは水辺にいる鳥だから、わざわざ水浴びなどする必要はないだろうと思っていたが、頻繁に水浴びをするようだ。その様子は、顔に似合わずけっこう勢いよくて荒っぽいように見える。




ユリカモメとカラスは餌の奪い合いがあるせいか、時々お互いに牽制し合っているが、餌で競合しないコサギとは仲が良く、近くにいても争いはないようだ。尤も、体格は少し違っても、コサギは羽の色が白いので、お互いに仲間同士に見えるのかもしれない。


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