閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

カラスの行水

2010-01-18 | 野鳥
ユリカモメが来ている河原には、同じ渡り鳥のオナガガモやヒドリガモ、コガモ、留鳥のカルガモ、コサギやアオサギなどの鷺の仲間、それに橋桁の裏側を塒にしているハトやスズメもいるし、カラスなども群れで集まってきて賑やかだ。ここに来るカラスは、まさに“鴉の行水”の如く、頻繁に水浴びをしている姿をよく見掛ける。河原に遊びに来ている子供が、菓子などの食べ物を持っていれば、どの鳥も目ざとく見付けて押し寄せてくるから大変だ。ハトやスズメだけでなく、ユリカモメや水浴びに忙しいカラスまでも一斉に周囲に集まってくる。







カラスが水浴びをしようと思っていたところに、ユリカモメが急に割り込んできたようで、このカラスは迷惑そうに岸辺を行ったり来たりして、「早く退けよ!」と言っているように見えた。川は広いのに、水浴びの“お気に入りの場所”はいずれも好みが同じなのだろうか。ユリカモメも水鳥のくせに水浴びが好きだから、餌だけでなく、水浴び場所でもカラスと競合するようだ。




カラスとは関係ないが、このスズメは普通のスズメよりも羽の茶色がかなり薄いように見えたので、近くに留まったついでに撮っておいた。濃い茶色が混じった普通のスズメと一緒に並んだツーショットが撮れなかったので、上手く比較はできないが、他の普通のスズメの群れと一緒に行動していたし、姿や形は間違いなくスズメに見える。去年の1月25日に載せたスズメと比べても、普通の濃い茶色とは明らかに違うのは確かだ。これよりもさらに色が薄くてもっと白っぽいスズメも、この河原で以前に何度か見掛けたことがある。ベージュ色に近い薄茶色の羽装をした種類のスズメは聞いたことがないので、突然変異なのか、または何らかの異常なのだろう。


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