思いが押しつけにならないために時間も必要という伊藤教授はあるエピソードをあげた。それはホームレス支援のNPO法人理事長が声をかけ続けたホームレスは7年間支援を拒み続けたが、あるときふと「じゃ、お願いします」と言ったという。このことについて伊藤教授は「何か特別な出来事があったのではなく、7年分のやりとりの蓄積」が気持ちを変えるために必要だったと。
なんらかの鬱積を抱えている人のなかには時間をかけていかないと心の落ち着き先が見いだせないことを説明していて参考になる。
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