経団連のフーチャーデザイン2040で述べる社会保障では税と社会保険料のバランス適正化を挙げて増税を描く。
さらに2034年5兆円を確保して社会保険料抑制に充てるとしている。
医療・介護DXもあげるが、こと介護はまだ制度として荒いので制度改革も求めたい。
経団連のフーチャーデザイン2040では社会保障制度も負担が増加し将来への不安があることから「税と社会保 険料を合わせた国民負担のあり方を一体的に見直し、総合的に検討する組織」を設置すべきと述べる。全体会議を設置してもビジョン替えかがれていなければ以前の会議体と同じ。
経団連がまとめたフーチャーデザイン2040に描く全体像を見ると、少子高齢化・人口減少と資源を持たない島国を克服することを述べている。
そのために科学技術立国と貿易・投資立国を実現し、その基盤となる考えを公正・公平で持続可能な社会にあるとしている。
この中に介護をどう含めるか、各論でみたい。
フーチャーデザイン2040の「はじめに」にキーワードは「社会性の視座」だとして、より良き社会なくして経済は成り立たない、そして「持続的な経済成長は公正・公平といったある種の価値観や倫理観を伴うものだと私は考えます。また、注力して取り組んできた課題は、行き過ぎた資本主義の二つの弊害。その一つ生態系の崩壊に『GX提言』、いま一つ格差の問題に『分厚い中間層の形成』を提言」だと、その通りと思う。
フーチャーデザイン2040の「はじめに」に記述がある「経団連は国全体のことを考えて正論を主張しなければならない」に共感する。
ケアマネジャーも同様、介護保険制度に拘泥せず国家全体を視座に据えることが大事と思う。
日本社会で2040年は各方面でターニングポイントとなることが予想されているなか、経団連が2040年の目指す国家を出した。
本文100ページ、概要で39ページ、読み込むのに難儀だが日本経済の方向を見るためにも読んでおきたい。
新たな地域医療構想等に関する検討会で示されたこれからの4つの医療機関機能、ポイントはかかりつけ医機能の報告から協議をえて地域医療を地域の実情にそって構築することのようだ。
ケアマネジャーにとってこれからの地域医療がどうなるか気にしていきたい。
新たな地域医療構想を検討している検討会に厚労省が出した資料に、これからの地域医療の方向として、入院医療だけでなく、外来・在宅医療、介護との連携等を含む、 医療提供体制全体の課題解決を図るための地域医療構想へと示されている。
今後、介護と地域医療は連携からすすみ密接な関係になりそうだ。