山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

伝統の承継

2014年04月12日 | 農業


先日取ってきたシイタケさんを天日干しにしました。

生を食べましたが、一度に食べるには限度があります。

保存するには、干しシイタケにするのが一番です。

味の面から見ても栄養の面から見ても乾燥過程で、香りやうまみの成分(グアニル酸)が作られるため干しシイタケの方が美味しいのです。

これは、山での師匠の教え。

「干しておけば、お天とさんが美味しくしてくれる。干して保存したら年中食べる事が出来る。災害があっても大丈夫。」と。


インターネットで調べると、

ビタミンDの含有量は、生の時の10倍。

ビタミンDと言えば、歯や骨を丈夫にするだけでなく、脳神経の発育にも欠かせない物質です。

フィトステリンというコレステロールの沈着を防ぐ成分が含まれていたり、ビタミンB12、エリタデニンといった、血圧を下げる働きをする成分が含まれています。

かさの部分に多いエリタデニンは、肝臓のコレステロール代謝を促進させるので、血液中のコレステロールが増えすぎるのを抑制します。

昔から風邪の妙薬としても知られていました。

咳や痰が出て、熱があるときには、しいたけと氷砂糖を煎じたものを飲むと、熱が下がり、咳も楽になります。

不眠や神経過敏などで悩んでいるいる人は、寝る前にしいたけ酒を作って飲むことをお勧めします。

サッとあぶった生しいたけを1枚を、お燗したお酒に浮かべて飲みます。

お酒の飲めない人は、刻んだ干ししいたけに熱湯を注いで、お茶がわりに飲むと良いでしょう。

とありました。


良いものづくしの干しシイタケさん。

我が家では、柄の部分も干してミキサーにかけて粉末にし、みそ汁やシイタケ茶にと。


昔の人は、経験的にいろいろなことを知っていたんですね。

誰にでも簡単に出来き良いですね。

やっぱり多くの人に伝えていかなくては。