山のタンポポさんです。
この時期になると斜面一杯に咲き誇ります。
タンポポって西洋タンポポ(外来種)と日本タンポポ(在来種)の二種類あるそうです。
町でよく見かけるのは、ほとんど西洋タンポポ。
この山では、全て日本タンポポ。
写真は、黄色だけですが白色の花も多く咲きます。
でも、なんで町には外来種が多いのかな?
外来種は、在来種に比べ種子は、1.5倍の数、重さは半分、仲間のお増やし方は受精せず行えるそうです。
在来種は、他の仲間がいないと増やすことができないそうです。
最初は、外来種に駆逐されたのかと思っていましたが、よく調べてみるとそうではありませんでした。
良く調べると、シロバナタンポポ・・・白い花を咲かせる唯一のタンポポで自分自身だけで種子を結ぶことが出来る。
“エゾタンポポ”と“シロバナタンポポ”は他の在来種と違って、他の株が無くても種子を作ることが出来たのです。
この性質は外来種にも共通でした。
犯人は、どうも人間のようです。
在来種の開花結実・発芽に重要な春秋に、機械を使った大規模な工事や耕作で土を踏みつけて個体数を減らしていたのです。
我が山で在来種が多いところは、考えてみると人が踏み荒らすようなところでない斜面などがほとんどです。
少しでもこの環境を保持し、この可憐な花を見守っていきたいものです。