ボクのとても好きな作家・詩人が、本を出しました。『なつかしい時間』(岩波新書)という本です。著者の名を、長田(おさだ)弘といいます。ボクは、この人が著した『私の二十世紀書店』(中公新書)からずっとファンです。
長田さんは、古今東西の文学を幅広く、そして深く読み込んで、そして含蓄のあることばで、いろいろな思想を示してくれます。思想といっても難しいものではありません、ボクたちが生きていて、なかなか気づかないこと、あるいは見過ごしていることを、そっと教えてくれます。
注文していたこの本が、今日届きました。ボクは、読む前からドキドキしています。こんどはどういうことを気づかせてくれるのか。
長田さんの文は、強く自己主張するものではありません。静かにそっと語りかけてくるような文です。でもそこには、深い深い思索の結果が詰まっています。
ボクはひとつひとつの文を読み終わると、いつも本を置くのです。そして考えたりするのです。そして、長田さんが引用された本を読みたくなるのです。古今東西の人間たちが表現してきたことの重さと広さを、ボクはまだまだ知っていないということを反省するのです。
名文とはどういうものか。Hさん、この本は読む価値があります。文を書く意味というものが、おそらくあなたの心にしみわたっていくことでしょう。
こういう書き方もあるのです。もちろん、その書き方として表現されているものの背後には、著者が一歩一歩積み重ねてきた知の集積があるのです。それを是非感じてください。
長田さんは、古今東西の文学を幅広く、そして深く読み込んで、そして含蓄のあることばで、いろいろな思想を示してくれます。思想といっても難しいものではありません、ボクたちが生きていて、なかなか気づかないこと、あるいは見過ごしていることを、そっと教えてくれます。
注文していたこの本が、今日届きました。ボクは、読む前からドキドキしています。こんどはどういうことを気づかせてくれるのか。
長田さんの文は、強く自己主張するものではありません。静かにそっと語りかけてくるような文です。でもそこには、深い深い思索の結果が詰まっています。
ボクはひとつひとつの文を読み終わると、いつも本を置くのです。そして考えたりするのです。そして、長田さんが引用された本を読みたくなるのです。古今東西の人間たちが表現してきたことの重さと広さを、ボクはまだまだ知っていないということを反省するのです。
名文とはどういうものか。Hさん、この本は読む価値があります。文を書く意味というものが、おそらくあなたの心にしみわたっていくことでしょう。
こういう書き方もあるのです。もちろん、その書き方として表現されているものの背後には、著者が一歩一歩積み重ねてきた知の集積があるのです。それを是非感じてください。