浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

2013-03-22 21:52:33 | 日記
 だんだん温かくなり、これから庭にも、畑にも、草がどんどん生えてくる。

 農業だけでは生活できなくなって、もう50年以上。ほとんどの人は、どこかで働いて基本的な収入を確保しながら、先祖伝来の田畑を耕してきた。
 
 田は、農業機械を買って他人の田と一緒に耕作して、少し田の所有者に与え、あとは市場に出すという方法でやっている。あるいは、そういう人に耕作を依頼して、少しの米をもらって耕作に携わらない。田は、畑とは異なり、普通にやっていれば、困るほど草が生えない。

 問題は、畑である。畑は放っておくと、草だらけになる。だから、近所の人で少しの耕作をしたい人々に借りてもらう。

 ところが、そこに高齢化の波が押し寄せてきている。

 畑を借りる人がいなくなっている。そうなると、畑は草だらけとなる。畑の所有者は借り手をさがし出さなければならない。

 ボクは、そういう窮状を見かねて、昨年から畑を借り、サツマイモやほうれん草をつくってきた。最初は3坪くらいであったが、あいている畑は20坪くらいある。残りもやってほしいといわれ、少しずつ耕し始めた。

 その隣の畑の利用者が、雑草がその畑に侵入してくるとして、いろいろ言うのだそうだ。だからといって、そう簡単に耕作はできない。それを聞いたボクは、徐々に農業者として生きはじめた。

 ボクの収穫物は、ボクのであってボクのではない。近所の人が食べるものもつくる。売るほどの技術はない。だからといって、せっかくできたものを捨てるわけにはいかない。

 収穫しては、洗い、配る。

 ボクはどんどん日に焼ける。

 これからの季節は、草と戦い、暑さと闘う。
コメント
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