浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

円安が進む

2013-03-30 07:49:09 | 日記
 円安が進み、海外から輸入している原材料などの価格が上昇している。となると、当然物価は上昇する。

 すでに1997年頃から、企業、とくに大企業が収益を拡大しても、そこで働く労働者の賃金が上昇しなくなっているし、また公務員の賃金もたいした抵抗もなく急激かつ大幅に減らされているから、庶民の生活には負担増が重くのしかかってくる。

 庶民の生活は、今後さらに厳しくなっていくことだろう。

 アベノミクスなどという経済政策は実は今までと同じような内容であって、大企業や金融機関をよりもうけさせるもので、2%の物価上昇目標が実現すれば、庶民はよけいに苦しくなる。

 円安が続けば日本からの輸出が増え、輸出企業の景気はよくなる、といわれているが、中小企業の主な利益は国内からのもので、要するにアベノミクスは輸出大企業を儲けさせようというものだ。

 しかし、円安が進めば石油や天然ガスなども値上がりするわけで、大企業も決して両手を挙げて賛成するとは思われないが、日本の政財界は、長期的な見通しを持った政策を展開することを今までもしてこなかったから、短期的な利益だけに着目しているのだろう。

 電気料金も、ガス料金も値上げだそうだ。

 アベノミクスという政策についての検討が、今求められている。
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