浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

収穫

2013-03-14 17:43:05 | 日記
 浜松市の粗大ゴミが4月から有料化される。そこで今住んでいる家ではなく、以前住んでいた家のもので、不要になったものを捨てるために、家の中を片付けている。何と不要なものが、しまい込まれていたのかと、我ながら感心する。

 ボクの財産というと、大量の書籍であるが、ボクが死んだ後、家人や子どもたちはどのように処分するのだろうか。紙類であるから、リサイクルにまわされてしまうのだろうか。疑心暗鬼になってしまう。

 午前中は、片付け。

 午後は、畑に行く。最近温かくなってきた関係で、寒い中ひたすら少しずつ少しずつ生長してきたほうれん草が、そんなに大きくなっていないのに、一部は花芽をつけはじめた。これはたいへんだと思い、ひたすら収穫する。農作物は、一気に収穫期に入るのである。

 もちろん我が家だけでは食べられない。もったいないから、近所におすそわけということにる。これがたいへんだ。というのも、収穫したものをそのまま渡すわけにはいかないので、丁寧に洗い、そして根の部分をカットする。そしてきれいな袋に入れて、「どうぞ」となるのだ。

 袋は、全部で8袋。

 作業をすべて終わって、腰の痛みを覚える。だが、畑には、まだまだほうれん草がある。ひたすら収穫し、洗い、根を切り、そして袋に詰めて「どうぞ」を繰り返すのである。

 スーパーでは、一把100円くらいで販売している。ボクのは200円くらいの分量が入っているはずだ。

 昨秋、苦土石灰を施し種を蒔き、寒い中、時々畑に行き、生長具合をみた。葉が黄色くなっていると、アルカリ分が足りないからと再び石灰を施す。4ヶ月くらい生長を見守る。そして一気に収穫期。

 それが一把、スーパーで100円だから。仕入れ値はもっと低いはずだ。農業では喰っていけないのもよくわかるというものだ。よほど大規模にやらないと生活できないだろう。この上さらにTPPだという。政府は、日本の農業を放り出すつもりなのだろう。

 ほうれん草の後は何を栽培しようか、などと考える。

 ほうれん草の隣の畝には、ジャガイモを植え付けてある。収穫期になったら、これも人びとに「どうぞ」となる。

 何のためにつくっているのかと、ふと思う。
コメント
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