浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

妄想に生きる人

2018-04-08 09:39:32 | その他
 妄想のなかに生きている人が増えているようだ。何の根拠もなく、ただ思い込みだけでものごとを判断し、それを恥ずかしげもなく発信する人。

 日本が核攻撃される漫画「東京核撃」を監修した日本会議北海道本部理事・高田純氏による「日本人の定義」がすごい
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守旧派

2018-04-08 09:08:49 | その他
 私は守旧派だ。『朝日新聞』の今日の記事に、

タワマン続々、児童増加に悲鳴 大阪市、学校新増設へ

 があった。

 大阪市中心部にタワーマンションが次々と建設され、そこに子どものいる家族が集まる。そのため、小学校などの学校が不足しているというのだ。

 石牟礼さんがいう卒塔婆だ。そこにたくさんの家族が住む。

 浜松市の駅周辺にもそうしたマンションが増えている。だが、そこに人々の生活があるはずなのに、それが感じられない。多くの人が住んでいるはずなのに、である。人々の住居なのに、ただ建物が建っている。

 おそらく高層階からは眺望がきくはずだ。そこから人々の活動を見下ろす。そういうところで、私なら子どもを育てたくはない。家を一歩出れば大地、そういうところがいい。私は守旧派だ。


 中心部に人々が回帰している、と新聞は報じる。いや回帰ではなく、まったく別の人々が入ってきているのだ。

 浜松駅周辺の都市再開発で住んでいた住人が追い出された。その住人の中には、新しい土地に慣れずに自殺した人もいた。旧来の住人を追い出しておいて、あらたに高層ビルを林立させる。そして一定以上の所得がある人が中心部に入りこむ。

 都市再開発は再開発であって、都市計画ではない。駅近くの土地から住人を追い立てて、そこで乱開発させるのだ。人間のためではなく、資本のための再開発である。カネ、カネ・・・・自治体は、その尖兵である。

 
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寒い

2018-04-08 08:38:34 | その他
 昨日も今日も、寒い。冷たい風が吹く。啄木ばりにひとつ。

 冬物をしまった後に
 この寒さ
 きっと空を見る


 キュウリやナス、ピーマン、シシトウ、キャベツなどの野菜、そしてひまわり、百日草などの花、種を蒔いた小さなビニールポットが並ぶ。

 先週の暖かさに気を許して芽を出したキュウリ、ひまわり。しかしこの数日の寒さに震えている。

 ネモフィラの空色、その隣に花をつけはじめたストロベリートーチの赤が伸び始めた。そしてところどころに、強い黄色のキンセンカが伸びる。

 小さいけれども、近所で花壇があるのはわが家のみ。


 以前にも書いたが、ほとんどの家は、周囲をコンクリートで覆い、大地を窒息させている。生命は根絶やしにされている。しかし狭いながらもわが家のまわりは土、これからは雑草も生える。その狭いところにトカゲが世代を重ねる。秋にはコオロギや鈴虫が心地よい音色を奏でる。

 石牟礼道子さんの、都会を評することばの群れが思い出される。

 
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