浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

南北首脳会談成功に感動

2018-04-27 21:01:34 | その他
 2000年6月、金大中、金正日による南北首脳会談が行われたとき、私は心から感動した記憶がある。同じ民族が分断され、戦争で殺しあうということもあった南北が、話し合うという光景に、やっと東アジアにも平和の夜明けが訪れたと思った。

 しかしその後の進展は決して喜ばしい事態ではなかった。厳しい対立をくり返し、朝鮮半島がひとつになるのは難しいという気持ちが強くなった。

 今日、南北首脳会談の両首脳の動きを見ると、これは本物だという思いが強くなった。在日朝鮮人の歴史を研究したことがある私にとっては、とてもとても嬉しいことだ。朝鮮半島の平和がやっと達成される可能性がでてきた。日本の侵略から始まった朝鮮半島の悲劇が、終わりを迎える。

 昨年、ある文章の末尾にこう書いた。

今後も北朝鮮は、アメリカとの平和条約締結を求めて様々なアピールをしていくであろう。東アジアにおける北朝鮮問題の本質は、朝鮮戦争の後始末をきちんと行うことに尽きると思われる。

 南北首脳会談、そして米朝会談で、おそらく朝鮮戦争が休戦協定ではなく、平和条約になる可能性がたかまった。朝鮮半島の緊張は、一気に緩んだと言えよう。

 だが、日本の安倍政権は、いっさい何もしなかった、できなかった。圧力、圧力という言葉しか発することがなかった。

 これ以降、安倍政権は、朝鮮半島の問題で、米中ロ、そして韓国、朝鮮からも相手にされないだろう。
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韓国・北朝鮮のトップ会談

2018-04-27 10:25:23 | その他
 朝鮮史に関心を持ってきた者として、金正恩の韓国訪問をよろこびたい。板門店での文在寅大統領と金正恩の動きは、南北対立の解決に向けた重要な一歩であると思う。

 金大中の北朝鮮訪問のときも感動したが、今回の南北会談を心から喜びたい。

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