2000年6月、金大中、金正日による南北首脳会談が行われたとき、私は心から感動した記憶がある。同じ民族が分断され、戦争で殺しあうということもあった南北が、話し合うという光景に、やっと東アジアにも平和の夜明けが訪れたと思った。
しかしその後の進展は決して喜ばしい事態ではなかった。厳しい対立をくり返し、朝鮮半島がひとつになるのは難しいという気持ちが強くなった。
今日、南北首脳会談の両首脳の動きを見ると、これは本物だという思いが強くなった。在日朝鮮人の歴史を研究したことがある私にとっては、とてもとても嬉しいことだ。朝鮮半島の平和がやっと達成される可能性がでてきた。日本の侵略から始まった朝鮮半島の悲劇が、終わりを迎える。
昨年、ある文章の末尾にこう書いた。
今後も北朝鮮は、アメリカとの平和条約締結を求めて様々なアピールをしていくであろう。東アジアにおける北朝鮮問題の本質は、朝鮮戦争の後始末をきちんと行うことに尽きると思われる。
南北首脳会談、そして米朝会談で、おそらく朝鮮戦争が休戦協定ではなく、平和条約になる可能性がたかまった。朝鮮半島の緊張は、一気に緩んだと言えよう。
だが、日本の安倍政権は、いっさい何もしなかった、できなかった。圧力、圧力という言葉しか発することがなかった。
これ以降、安倍政権は、朝鮮半島の問題で、米中ロ、そして韓国、朝鮮からも相手にされないだろう。
しかしその後の進展は決して喜ばしい事態ではなかった。厳しい対立をくり返し、朝鮮半島がひとつになるのは難しいという気持ちが強くなった。
今日、南北首脳会談の両首脳の動きを見ると、これは本物だという思いが強くなった。在日朝鮮人の歴史を研究したことがある私にとっては、とてもとても嬉しいことだ。朝鮮半島の平和がやっと達成される可能性がでてきた。日本の侵略から始まった朝鮮半島の悲劇が、終わりを迎える。
昨年、ある文章の末尾にこう書いた。
今後も北朝鮮は、アメリカとの平和条約締結を求めて様々なアピールをしていくであろう。東アジアにおける北朝鮮問題の本質は、朝鮮戦争の後始末をきちんと行うことに尽きると思われる。
南北首脳会談、そして米朝会談で、おそらく朝鮮戦争が休戦協定ではなく、平和条約になる可能性がたかまった。朝鮮半島の緊張は、一気に緩んだと言えよう。
だが、日本の安倍政権は、いっさい何もしなかった、できなかった。圧力、圧力という言葉しか発することがなかった。
これ以降、安倍政権は、朝鮮半島の問題で、米中ロ、そして韓国、朝鮮からも相手にされないだろう。