浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『東京新聞』の今日のコラム

2018-04-19 22:25:39 | その他
 作家の永井荷風が軍国主義に染まっていく世の中の変化について書いている。「際立って世の中の変わりだした」のはいつか。それは「霞が関三年坂のお屋敷で白昼に人が殺された」あたりからだろうという

▼三年坂の殺人とは一九三二(昭和七)年、犬養毅首相が首相官邸で青年将校に暗殺された五・一五事件である。そこからの大きな変化を「誰一人予想できなかった」。時代の変わり目はその時点では気がつかぬものか

▼この話に五・一五を大げさに持ち出すのをためらう。なれど、いつか振り返ったとき、その罵声が時代の変わり目だったということにならぬかを心配する。幹部自衛官が十六日夜、国会近くの路上で民進党国会議員に向かい「おまえは国民の敵だ」などと罵声を浴びせかけた問題である

▼意に沿わぬ政治家への脅し、圧力と言わざるを得ない。イラク日報問題などでの自衛隊批判への不満だろうか。しかし、国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声である。その行為によって、どちらが、「国民の敵」になってしまうかにどうして気がつかなかったか

▼厳正な処分と対策が必要である。今回は一人だった。これが二人、三人にならぬとは限らぬ。今回は声だった。これが拳やナイフに変わらぬとは限らぬ

▼「四・一六事件」。後になってあれが時代の変わり目だったと考え込んでみても遅い。


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女性記者はセクハラを浴びている

2018-04-19 20:55:07 | その他
 『BusinessInsider』の記事。

「男性記者は私を差し出した」メディアの女性たちが声を上げられない理由
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常習

2018-04-19 19:57:45 | その他
 福田事務次官のセクハラは、常習だったようだ。

テレ朝の女性記者がセクハラ被害 新潮に情報提供 嘘バレた福田事務次官に「#MeToo」続々
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危険水域に入っている

2018-04-19 14:25:12 | その他
 幹部自衛官の暴言問題。

「自衛官暴言、政権が生んだ世相の表れ」 北沢元防衛相

幹部自衛官「国民の敵」暴言を生んだのは、国民を分断する安倍政治だ!自衛隊、警察に蔓延するネトウヨ思想
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福田事務次官と麻生大臣

2018-04-19 08:46:01 | その他
 麻生は、福田事務次官が「被害者」かもしれない、とも言っている。今回のセクハラ事件の財務省、財務官僚の対応にはあきれるしかない。

 財務官僚は、「セクハラが発生しないお店」があるようなことを語っている。女性に対する差別、蔑視がここには見られる。

TBSラジオ・澤田記者×荻上チキ▼2018年4月18日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)

 大臣や高級官僚の対応、人間性には、多大な問題がある。こういう人たちが、日本国家のトップにいるということ、まさに腐りきっている。
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