浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

揺れた!!

2024-01-01 16:41:59 | 日記

 石川県で強い地震があった。

 私はパソコンでスキャンしてPDFファイルを作成していたところだった。

 東日本大震災のときも、2階の自室でパソコンをしていた。そのとき、大きな横揺れを感じ、これは大きな地震だと思い、家の外にでた。

 石川県の人たち、正月元旦のくつろいだ一日を過ごしていたことだろう。

 強い地震にあった地方の人たちに心からお見舞い申し上げます。

 

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浜松市の行政区再編ー住民自治が消えていく

2024-01-01 09:58:03 | 社会

 1月1日から、浜松市の区が、7つから3つになる。スズキトップの鈴木修の野望がやっと実現したというわけだ。広域合併した浜松市が政令指定都市になるに際して区を7つにしたのは理由がある。それについては以前説明したことがある

 今回の区の再編には理念はまったくない。共同通信配信記事が「浜松市の行政区、三つに 再編でコスト削減」とあるように、まさにコスト削減、つまり公務員の人減らしである。人件費を削って、そのカネを産業界に投入するというものである。あるいは産業界の要請に基づいて、某社の陸上競技部のために浜松球場と隣り合っている市営グランドの拡充費用として使われるのだ。そのために浜松球場をなくして浜松市西南部の海岸沿いに県営の野球場を建設させるという荒業までやってのけるのだ。浜松市は、市の名称を、豊田市のように、スズキ市としてしまえばよいのだ。

 浜松市の区が3つになるのは、おそらく静岡市にならっているのだろう。静岡市は、葵区、駿河区、清水区の3つである。浜松市の支配層である産業界は、静岡市への対抗心を隠さない。静岡市が政令指定都市になるなら、浜松市も・・・・という具合である。

 静岡市はなぜ区が3つしかないのか。地方自治は、団体自治と住民自治により構成される。市域が広域になればなるほど住民自治は遠ざかっていく。広域であるからこそ、住民自治を実現させる方策が考えださなければならない。浜松市が政令指定都市になったとき、住民自治を保障する制度を構築した。その制度は、鈴木修の指示を受けた鈴木康友市政により崩されていった。

 静岡市は政令指定都市になるにあたって、住民自治を考えなかったようだ。静岡市にある静岡大学には、自治体論の高名な学者らがいた。彼らはなぜ住民自治の方策を静岡市に進言しなかったのか。著書などで住民自治を論じるのに、足元では何もしない。「学者」らしきふるまいではある。学者たちは、静岡市など県内の自治体が設置する審議会などの委員を務めるので、口出しができないのだろう。

 浜松市は、高山市についで、市の面積が広い、全国第二位の面積を持つ。だからこそ、住民自治の方策が必要なのだ。

 ついでに記しておけば、天竜川以西の自治体は、浜松市と湖西市しかない。平成の大合併で、県西部は政府のいうことをほんとうに素直に聞いたのだ。現在の浜松市は、浜松市、浜北市、天竜市、舞阪町、雄踏町、三ヶ日町、引佐町、細江町、佐久間町、龍山村、水窪町、春野町が合併してできた。湖西市は、湖西市と新居町が合併した。天竜川以西は市だけがある。

 静岡県東部に行けば、まだ町がある。合併はしたが、広域合併はしなかった。今も町がある。熱海市、伊東市、東伊豆町、三島市、函南町、伊豆市、伊豆の国市、沼津市、西伊豆町、松崎町、下田市、南伊豆町、河津町。

 他県も、市町村が混在している。なんとまあ、静岡県西部は、政府の意向を素直に受け入れたことか。

 

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