有名な白虎隊自刃の地です。白虎隊というと20人いてその内飯沼貞吉を除く19名がここで自刃したと思われがちですが、白虎隊そのものは士中一番隊、士中二番隊、寄合隊、足軽隊からなる総勢340人余りの少年部隊でした。飯盛山で自刃した有名な20名はその内の士中二番隊です。
士中二番隊は戸ノ口原の戦いで壊滅的な打撃を受け、上の写真にある猪苗代湖の水を引くために作られた人工の洞穴、戸ノ口掘洞穴を抜けて飯盛山に落ち延びます。
しかし戦闘によって城下町が燃えているのを見て若松城が落城したものと誤認し、20名が自刃。唯一飯沼貞吉のみが一命をとりとめます。この有名な場面は飯沼貞吉の晩年の証言によるものです。実際、ここから若松城方面を眺めると天守閣はかろうじて見える程度であり(上の写真の赤枠線の内側あたりが天守閣です)、その前に広がる城下町が炎につつまれていれば激戦で疲労困憊していた15歳から17歳の少年たちが落城したと誤認したのもうべなるかなと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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