都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「neoneo展 Part2[女子] 」 高橋コレクション日比谷
高橋コレクション日比谷(千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビルディング1階)
「neoneo展 Part2[女子] - ネオネオ・ガールズは岩戸を自らひらく」
10/31-12/27
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/30/b39078f8abce78869cf6e35152a31870.jpg)
第一部の男子編に引き続きます。高橋コレクション日比谷で開催中の「neoneo展 Part2[女子] 」へ行ってきました。
出品作家は以下の20名です。公式HPより転載します。(展示はほぼ各1点ずつ。)
大竹夏紀、樫木知子、加藤愛、児嶋サコ、齊藤彩、櫻井りえこ、塩保朋子、竹村京、田中麻記子、名知聡子、春木麻衣子、ヒョンギョン、藤田桃子、増田佳江、松井えり菜、宮川ひかる、三宅砂織、山田郁予、和田典子
第一部の「男子=草食」はもとより、今回の「岩戸」云々も趣旨が今ひとつ分からなかったので、前回同様、単純に印象深かった作家を何名か挙げてみました。
名知聡子
大きな澄んだ瞳を見開いた前を見据える巨大なポートレート。ピュアな表情をとりながらも、その奥底には強烈な自我が潜んでいた。ブラシを用いた絵具の色遣いも美しかった。
藤田桃子
かつての高橋コレクション展で度肝を抜かれた藤田桃子のペインティング一枚。相変わらずの強烈な迫力で見る者を圧倒する。巨大な嘴を持った鳥は人を呑み込み、まさに怪鳥となって画面を押しつぶすようにして君臨した。日本画を優に超えた独特の画肌の味わいは、まるで凹凸のある青銅製の工芸品を見るかのよう。暗がりにうっすらと靡く金箔がまた不気味に光っていた。
山田郁予
トレーシングペーパーに虚像のような少女を描く。金色の髪を靡かせがらも、うつむき加減に佇むその姿は、紙の包まった様子を相まってか、どこか泣いているような物悲しさをたたえていた。
スペースのお披露目を兼ねたグループ展では如何ともし難いものがありますが、こうした展示に接すると、その見せ方によって作品の印象がマイナスを含めて大きく変化してしまうことを改めて感じました。次回以降は是非とも作家を個別に紹介する「個展」を拝見したいです。
27日まで開催されています。
「neoneo展 Part2[女子] - ネオネオ・ガールズは岩戸を自らひらく」
10/31-12/27
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/30/b39078f8abce78869cf6e35152a31870.jpg)
第一部の男子編に引き続きます。高橋コレクション日比谷で開催中の「neoneo展 Part2[女子] 」へ行ってきました。
出品作家は以下の20名です。公式HPより転載します。(展示はほぼ各1点ずつ。)
大竹夏紀、樫木知子、加藤愛、児嶋サコ、齊藤彩、櫻井りえこ、塩保朋子、竹村京、田中麻記子、名知聡子、春木麻衣子、ヒョンギョン、藤田桃子、増田佳江、松井えり菜、宮川ひかる、三宅砂織、山田郁予、和田典子
第一部の「男子=草食」はもとより、今回の「岩戸」云々も趣旨が今ひとつ分からなかったので、前回同様、単純に印象深かった作家を何名か挙げてみました。
名知聡子
大きな澄んだ瞳を見開いた前を見据える巨大なポートレート。ピュアな表情をとりながらも、その奥底には強烈な自我が潜んでいた。ブラシを用いた絵具の色遣いも美しかった。
藤田桃子
かつての高橋コレクション展で度肝を抜かれた藤田桃子のペインティング一枚。相変わらずの強烈な迫力で見る者を圧倒する。巨大な嘴を持った鳥は人を呑み込み、まさに怪鳥となって画面を押しつぶすようにして君臨した。日本画を優に超えた独特の画肌の味わいは、まるで凹凸のある青銅製の工芸品を見るかのよう。暗がりにうっすらと靡く金箔がまた不気味に光っていた。
山田郁予
トレーシングペーパーに虚像のような少女を描く。金色の髪を靡かせがらも、うつむき加減に佇むその姿は、紙の包まった様子を相まってか、どこか泣いているような物悲しさをたたえていた。
スペースのお披露目を兼ねたグループ展では如何ともし難いものがありますが、こうした展示に接すると、その見せ方によって作品の印象がマイナスを含めて大きく変化してしまうことを改めて感じました。次回以降は是非とも作家を個別に紹介する「個展」を拝見したいです。
27日まで開催されています。
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