2009年 私が観たギャラリー ベスト10

一年間に見たギャラリーから、印象に残った10個の展示を挙げてみました。

「2009年 私が観たギャラリー ベスト10」

1.「村田朋泰:2」 GALLERY MoMo Ryogoku


2.「池田俊彦展 - 静かなる抵抗 - 」 不忍画廊


3.「TWS-Emerging 122 海谷慶」 TWS本郷


4.「内海聖史 - 色彩のこと - 」 スパイラルガーデン


5.「山口英紀 展」 新生堂


6.「エターナルフォース 画像コア 梅沢和木個展」 frantic gallery


7.「西野達 - バレたらどうする」 ARATANIURANO


8.「樫木知子 展」 オオタファインアーツ


9.「青山悟 展」 ミヅマアートギャラリー


10.「小谷元彦 - SP4」 山本現代


次点 「変成態(シリーズ展全体)」 ギャラリーαM

あくまでも私が観た範囲の中での、しかも好きかどうかの話でもあるので、順に深い意味はありませんが、改めて振り返ってもMoMoの「村田朋泰:2」は群を抜いていたと思います。実は結局、この展示の感想をまとめることが出来ませんでしたが、作り込まれた個々の作品はおろか、さながらMoMoのオーナー氏までをあの森の番人の如くに仕立てるまでに至ったインスタレーション全体には心底感動させられました。あのような展示を見ると、自分が平塚市美の個展へ行かなかったことに今更ながら悔やまれるというものです。

「変成態」はシリーズ全部を含めて次点として挙げてみました。ほぼ個展の形式ながらも、統一感のあるコンセプトで毎度見事な展示が続いています。

最後にいつものことではありますが、本年も素晴らしい作品を見せて下さった作家の方々、また素人にも関わらず色々教えて下さった画廊の方々に深く感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

展覧会編へと続きます。

*関連エントリ・過去のベスト10
2008年/2007年
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2009年12月の記録

今月に見た展示を手短かにリストアップしました。恒例の「予定と振り返り」です。

展覧会

◎「内藤礼」 神奈川県立近代美術館鎌倉館
・「NO MAN’S LAND」 旧フランス大使館
◎「国宝 土偶展」 東京国立博物館
◯「躍動する魂のきらめき - 日本の表現主義」 松戸市立博物館
◯「菅原健彦展」 練馬区立美術館
◯「白髪一雄 - 格闘から生まれた絵画」 横須賀美術館
◯「DOMANI・明日展2009」 国立新美術館
◎「文化資源としての炭鉱展」 目黒区美術館
◎「ガランスの悦楽 村山槐多」 渋谷区立松濤美術館
◯「清方ノスタルジア」 サントリー美術館
◯「浮世絵百華 平木コレクションのすべて」(前期) たばこと塩の博物館

ギャラリー

◯「荒木経惟 - 遺作 空2」 タカ・イシイ・ギャラリー
・「三宅砂織 - CONSTELLATION 2」 Yuka Sasahara Gallery
・「パラモデル個展 - ぼくらはモータープール」 MORI YU GALLERY
・「小西紀行 - 個として全」 アラタニウラノ
・「カンノサカン - hunch - 」 ラディウム-レントゲンヴェルケ
◯「天明屋尚 - 風流(ふりゅう)」 ミヅマアートギャラリー(市谷田町)
◎「指江昌克 - デファクトスタンダード」 ミヅマアートギャラリー(中目黒)
・「neoneo展 Part2[女子] 」 高橋コレクション日比谷

ともかく今月は展覧会で印象に深いものが目立ちました。内藤さんの展示はまだ感想がまとまっていませんが、見る側の想像力を自由に解き放つ内藤流の仕掛けが建物と見事に融合していて感心しました。畠山直哉による図録を即購入したのは言うまでもありません。

それでは次のエントリ以降、本年全体の振り返りとして、ギャラリー編、展覧会編に分けて「ベスト10」を挙げるつもりです。お付き合い下されば幸いです。
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