昨日紹介した二所山田神社の境内にみられる石造物は通常のものとは少し変わったデザインのものがみられたので紹介する。二の鳥居の手前にある文化9年(1812)の刻銘のある二の狛犬で、猛々しい姿の狛犬でなくユーモラスなスタイルの狛犬である。参道途中に建立されている注連柱の頂部は擬宝珠形状とされており珍しいものである。拝殿のある手前の段にある一対の石燈籠は見たことが無いような斬新なデザインであり菊の紋章がみられる。刻銘の確認を怠ったが画像を見ると勝間田信右衛門通宏と刻されており、勝間田信右衛門通宏は江戸期酒造業を営んで庄屋や大庄屋、勘場役人などを勤めていたようである。