建具。

リフォームっていうか、修理か。


物置小屋の端に、細長い小部屋が付いている。
元は漬物小屋だったらしいが、ウチは今んとこ漬物を漬けないから、除雪用具や乗らない自転車類をしまっている。


こんなドアが付いていたのだが、本体は風化してポロポロ、取っ手も外れ、開けるときはバールが必要な状態になっていた。
外板は幾度もツギハギされた跡があり、その継当ても崩壊している。
骨組みもボロボロで、もはや修理できるレベルを超えている。


蝶番は、サビで完全に固着していた。
どうやって開閉していたのかといえば、蝶番の取り付けネジが抜けかかってガタガタになっていたので、そのガタで動けていたのだ。


内側には取っ手とカンヌキ。
漬物小屋で内側からロックする必要はないから、おそらく、元々は便所のドアだったのだろう。
この家のトイレは、以前は小便器と和式大便器を備えていたらしい。
俺が子供の頃住んでた家もそうだった。
で、大便の仕切りにドアが付いていたはずなのだ。
その後洋式の簡易水洗にリフォームされているが、今もドア枠の名残があって、寝惚けてると小便のとき鴨居に頭をぶつけたりする。
あの鴨居は取っ払わなきゃだな。


しゃあないから、ドアを作ることにした。
床をフローリングにしたときの残り材を活用し、小垂木でドアフレームを組み、構造合板の切れ端で補強した。
表には、天井を張り替えたとき残っていた化粧合板を張ったのだが、ドア半分ぶんしかなかったので、下半分は塀を解体したときの廃材の外装用鉄板を張った。


仮合わせ中。
化粧合板はやたらキレイだが、鉄板は年式相応のボロ。
全部鉄板張ればよかったべか。

この家のように古い家の建具を作るときは、ドア枠にしても直角や平行が狂ってたりして、ただ四角く組んでも合わなかったりする。
このドアもそうで、歪んでるなりに組んで、枠の状態で仮合わせして、鉋で微調整して、板を張っている。
それでも板を張ったらまた狂いが出たりして、なかなかたいへんなのだ。


ステンレスの蝶番と取っ手を付けて、完成の図。
蝶番の取り付け部は掘り込んでツライチにするのだが、それでもまた干渉するとこが出てきたりするので、鉋でまたも微調整。
敷居が腐ってなくなっていたので廃材から作り、閉めたときに室内にドアがめり込まないように敷居と鴨居にドアのストッパーを付けて、なんてやってたら、半日かかってしまった。
でもこれでしばらくは大丈夫だろう。やれやれ。


物置のほうは頑張って整理して、何とかバイクを全部格納できる状態にした。
間口が狭いから、ハンドルの広いXT400Eを入れるのは難儀した。


SX125Rの陰には、ゴリラと愛用のクロスバイクも格納できている。
ただし、足の踏み場はほぼない。
もっと整理しなきゃだな。
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