虫。
虫、である。
チャリの多くのタイヤに使われている、いわゆる英式バルブの「虫ゴム」の進化版だ。
ダイソーのだからどんなもんだかな。
左が普通の虫ゴム、右がこの虫。
虫ゴムってのは、バルブコアになる部品に、細いゴム管をかぶせたものだ。
バルブ穴から空気を入れると、空気圧でゴム管が膨れて、ゴム管とコアの間から空気が入る。平常時は、逆にタイヤ内の圧でゴム管がコアに密着するので、空気が漏れない、という、簡単なチェックバルブだ。
このゴム管が劣化しやすく、経験的にはチャリのタイヤトラブルのかなりの部分を占める。
それがゴム管でなくなれば、かなりメンテの手間が減るんでないかな、という期待を込めての105円(増税前購入)。
変速ワイヤーのメンテ。
これは、バイク乗りならお馴染みの、ワイヤーインジェクターなる特殊工具。
ブレーキワイヤーのアウターとインナーの隙間に、スプレー式の潤滑剤を吹き込むためのアダプターだ。
かなりかじり気味のワイヤーでも、けっこう復活させれる。
考えた人はエライ。昔はテープ使ってみたり、どうかすっとまるごとオイル漬けにしてみたりしたもんだが。
かーちゃんのママチャリのシーズンインメンテ完了。
虫の効果は使ってみてのお楽しみ、だ。