吹き溜まり。
四方を塀や建物に囲まれた、薪置き場。
周りを囲まれているだけに、複雑な風が吹いたようだ。
地上は、ややこしい吹き溜まりになっていた。
薪にも雪が積もっている。
だけど北海道のサラサラ雪だから、薪同士を拍子木のように打ち合わせるだけで、雪はすべて落ちてしまう。
裏の物置小屋と、マーチの駐車場。
ここもかなりの吹き溜まりになっていた。
このくらいたくさんの雪だと、そのまま駐車場の周りによけると、積み上がって高い土手になってしまう。
そこで、コイツを使う。
通称ママさんダンプ。雪を掬って、運んで、捨てる道具だ。
吹き溜まりの雪をザクッと掬って、雪を載せた橇状態で、畑の中を押していく。
なお、コイツで深い雪をかき分けて進むのは、体力のムダだ。コイツは雪を運ぶ道具で、雪かきラッセルではないのだ。
つい雪を押し分けて使いたくなるんだけどな。雪がよほど少ないとか、足腰をどうしても鍛えたいとかいう事情があるなら別だが、まあ運ぶだけと割り切った方がいい。
ママさんダンプで雪を畑の隅まで運んで、捨てる。
ママさんダンプが雪を踏み固めるから、次は同じとこを通れば、より軽く押せる。
あとは何回も往復して、雪を移すだけだ。
アフターのスッキリ。
雪は極力奥に捨てれば、後の雪捨て場も確保できる。
普段雪のない地域で、急に積もったときは、参考にしてみてほしい。