吹き溜まり。


四方を塀や建物に囲まれた、薪置き場。
周りを囲まれているだけに、複雑な風が吹いたようだ。


地上は、ややこしい吹き溜まりになっていた。


薪にも雪が積もっている。


だけど北海道のサラサラ雪だから、薪同士を拍子木のように打ち合わせるだけで、雪はすべて落ちてしまう。


裏の物置小屋と、マーチの駐車場。
ここもかなりの吹き溜まりになっていた。
このくらいたくさんの雪だと、そのまま駐車場の周りによけると、積み上がって高い土手になってしまう。


そこで、コイツを使う。
通称ママさんダンプ。雪を掬って、運んで、捨てる道具だ。


吹き溜まりの雪をザクッと掬って、雪を載せた橇状態で、畑の中を押していく。
なお、コイツで深い雪をかき分けて進むのは、体力のムダだ。コイツは雪を運ぶ道具で、雪かきラッセルではないのだ。
つい雪を押し分けて使いたくなるんだけどな。雪がよほど少ないとか、足腰をどうしても鍛えたいとかいう事情があるなら別だが、まあ運ぶだけと割り切った方がいい。


ママさんダンプで雪を畑の隅まで運んで、捨てる。
ママさんダンプが雪を踏み固めるから、次は同じとこを通れば、より軽く押せる。
あとは何回も往復して、雪を移すだけだ。


アフターのスッキリ。


雪は極力奥に捨てれば、後の雪捨て場も確保できる。
普段雪のない地域で、急に積もったときは、参考にしてみてほしい。
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3本指。


いきなり雪景色に戻りすぎた当地。


久々に除雪もフル回転だった。
リフトの3本レバーを華麗に同時操作して、バケットを生き物のように操っている。
少なくとも本人はそのつもりだけど、実際はなかなか思うほどにはなあ。


このミトンは、親指だけでなく人差し指が独立しているから、リフトの運転に最適だ。
床革で、中はボア。道内の作業用品店「プロノ」で、ちょっと前に買った。今も売ってるかは知らないので、興味のある読者諸兄は、各位お問い合わせいただきたい。
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寿命。


長年使っていた、冷蔵庫。
かーちゃんの記憶によると、次男が生まれたあたりで、家族も増えたから、と買ったはずだという。
360リットルの3ドア。当時はなかなかの買い物だった。
その次男は、こないだ成人式を迎えた。20年だ。
成人式を終えた次男が東京に戻って間もなく、冷蔵庫が強烈な異音を発し始めた。
冷蔵庫の右側面あたりから、回転するファンが擦れているような音がして、中身はまったく冷えなくなった。

寿命か。

20年間、7人家族の食を支え続けてきてくれた冷蔵庫だった。捨てるには忍びないのだが、いかんせんこの古さだ。もう部品保有期間もとうに過ぎているし、直せる当てもなさそうだから、残念ながらサヨナラだな。
それにしても、壊れるのが正月前でなくてよかった。帰省する子供たちに食べさせるのに、冷蔵室も冷凍室もギュウギュウに詰まってたからなあ。


とりあえず、既に壊れてしまったから、中身の食品のこともあって、あんまり悠長に後継機を選んでもいられない。
取り急ぎ近所を見てみたら、去年あたりにちょっと買い替えを検討した機種が、運良くまだ売られていた。
容量は今までのよりでかくなるが、電気は今までの65%しか食わない。重さも占有床面積も今までのと同じ。高さは高くなるが、かーちゃんでもいちばん上の棚の奥に手が届くデザインになっているのが、検討したときのポイントだった。
ということで、即購入。翌日午前にはウチに届いて、食品も無事に移せた。

真冬なのが幸いして、冷凍庫内の食品も、まる一日溶けることもなく、固いままだった。
壊れたときに、異音がひどいからすぐ電源切ったのだが、実はそれが幸いだったかもしれない。電源が入っていたら、常温の風が冷凍室を温めていたかもしれないからな。

こんどは5ドアだ。
俺はまだ中の食品の配列を把握してなくて、目的の食品を探すのにいらん引き出しやらドアやらを何個か開けてしまっていたり、冷凍庫がドア式から引き出しになって、元の冷凍庫に合わせて固まった食品の収まりが悪かったりとか、細かい問題はなくもない。でもまあ、かーちゃんも気に入りの冷蔵庫になって喜んでるみたいだし、よかったかと。
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