リフレッシュ。
SRX600。
ジャッキアップしてリアを浮かす。
スタンドの後ろ、フレームのアンダーループ接続部あたりにジャッキをかければ、リアが浮く。
春に見送った、やや値の張る部品を、一気に交換するのだ。
リアブレーキディスク。
純正品は販売終了のため、サンスターのディスクを使う。
コイツはSRXのリアだけでなく、何車種かのヤマハ車や、ドゥカティなどに適合する。
ブレーキディスクのボルトも新品にする。
これは純正品。
ハブダンパーも交換する。
あとはチェーン。
EKの520SR-X2で、必要な104リンクになってるやつ。
特になんかすごく悪かったってわけでもないけど、わずかながら片伸びしてるような感じもあったりして、やっぱりなんかキモチ悪くてな。
さて、まずは後輪を外す。
チェーン引きのダブルナットを緩めてるの図。
後輪外した。
酒箱の上に安置して作業する。
スプロケやらカラーが落ちないように、下にも台を入れている。
ブレーキディスクのボルトは、ネジロックが塗られていた。
外れたディスク。
摩耗限度4.5㎜のところ、4.435㎜と、わずかにリミットアウトしていた。
だからすぐにどう、ということも普通はないけど、早めに交換するに越したことはない。
サンスターのディスクは、フランジがブラックアウトされてて、なかなかカッコいい。
裏は特別カッコいくない。
新品ボルトにはネジロックが塗られてなかった。
マニュアルでも指定されてない。
XT400Eのには予め塗られてあったけどな。
場所が場所だから、一応塗っておいた。
ディスク交換完了。
ホイールを裏返して、今度はこっち。
スプロケハブを引っこ抜く。
ゴムを挟んでガタを止めていた、旧ダンパー。
下が新品。
旧品は外の両角が鋭く尖ってしまっている。外周が磨耗してガタが出るようだな。
新品を入れてハブを挿してみたが、キモチ緩い気がする。
ハブ側も磨耗してるんだべな。
結局、またゴムを挟んでガタを詰めた。
キッチキチだ。
ハブ周り完了。
後輪を仮付けして、チェーンジョイントのカシメ頭をサンダーで飛ばす。
このくらい完全に飛ばさないと、ジョイント抜くときツールを傷めてしまうのだ。
チェーンツール。
ジョイント抜き、ジョイントカシメの両用だ。
ナンカイのやつだが、たしかストレートで買ったように思う。
XT400Eのチェーン交換以来だから、何年ぶりの登場だべか。10年くらいぶりかな。
頭を飛ばしたピンを押して、ジョイントを外す。
抜いたジョイントで、古いチェーンに新しいチェーンを仮つなぎする。
古いチェーンを引っ張って、新しいチェーンを誘導して交換。
チェーンに入っていた、新しいカシメジョイント。
シールチェーンなので、Oリングが4本入っている。
ジョイントの片側に、付属の白いグリスをまぶしたシールを入れて、ピンにもグリスをまぶす。
ジョイントを内側から挿入。
空中でやるより、スプロケの上でやったほうがラクだ。
ツールで外側のシールとプレートを圧入。
ピンの頭をカシメる。
No-Goゲージでカシメ具合をチェック。
このゲージがカシメ頭に入らなければOKだ。
これで完成。
後輪を空転させてみたら、チェーンの走行音がかなり静かになった。
で、ことのついでに、キャブを外して、とりあえずPJを#51からアンダーサイズの#45に替えた。
PSは標準2-3/4より絞り気味の2-1/4になったが、たぶんJNが1サイズ細いせいだろう。
他のセッティングは前回と同じ。
テストラン後のディスク。
まだ当たりが出てない。
パッド新品にしなきゃダメかな。
プラグはこんな感じ。
プライマリバレルのみの領域では、変な音もせずに力もあり、加速も始動性もいい。PJは標準の#46よりも#45のほうがよさそうだ。
ただ、セカンダリが開き始める寸前あたりで、まだヒュルヒュルいう。JNが細すぎてそのあたりで濃くなってるんだろうな。
今度はJNを標準に戻して、セカンダリのMJを少し大きくしてみるか。
セカンダリのMJは、適当な社外品が見当たらない。
純正品では、標準の#96のセカンダリMJは販売終了になっているが、#100のセカンダリMJがまだ手に入る。頼んでみよう。
それにしても、400用マフラーは何が600用と違うのかわかんないけど、交換した結果は、下が濃く、中間から上が一部薄くなったみたいだ。
600用と思われる元マフラーでは、今回のテスト結果から考えると、下は濃すぎで、上はちょうどよかったようだな。
なんとも微妙でおもしろい。