ビンテージ。


古い充電式ドリル。
昭和末期か平成初期か、いずれにしても約30年前のモノだ。
当時はなかなかいい値段だったように思う。
チャックがワンタッチでないあたりに時代を感じるな。
5段クラッチ+直結の、正逆両用。チャックは1.5mm~10mmを咥えれるという本格派。
電圧のせいか回転は出ないけど、なかなかトルクがあった。
たしか、ジープのフレームにライトステー用の10mm穴を、コイツで開けた記憶がある。


写り悪いな。
松下電工のEZ6040ってやつだ。
定格DC4.8V、充電時間3h、専用アダプタRC4-15、とモールドされている。
そんな逸品だったのだが、もう十何年も前からバッテリーがダメで、放置していたのだ。
コイツは今の充電ドリルの多くと異なり、バッテリーパック式になっていないし、バッテリーがメーカーから供給されていたかもよくわからない。なにしろネット時代のはるか前のシロモノだからな。


さて、ボディを割ると、柄の中に4本のバッテリーが収まっていた。
4本直列4.8Vだから、1本は1.2Vの、ニッカド電池だ。
乾電池くらいの小型のニッカド電池が出てきたのは、俺が小学校か中学校のころだから、40年くらい前だったか。マブチの空中モーターってのが出てきて、単三電池の半分か1/3くらいの小さなニッカド電池で動かすようになっていた。それまでの乾電池で回すマブチモーターは非力で、バッテリーの重さとパワーを考えれば、とても模型飛行機に積んで動力にするなんて考えられなかったのだが、空中モーターはそれを覆すエポックメイキングだった。駆動時間の短さが難点だったけどな。
今や、ラジコンは空モノも電動が主流になって、しかもオモチャの価格帯で手に入るんだから、隔世の感がある。


閑話休題。
このバッテリー、1本あたりの長さは43mmくらい。


直径は22mmくらい。
てことは、サブCセルってやつだな。
交換はハンダ付けだから、サブCニッカド電池だけ買って、復活させてみるか。
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一進一退。


当地、一昨日の晩からは季節外れの暖かさと雨になった。
庭の雪も一気に消えてきた。


前線の通過で、昨日の昼からはまた雪。
春は一進一退だ。
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