安物買いのナントカ、の続き。

SRX600に使えるかも、と安物のウインカーを買ったら、ソトミはともかく、中身はゴミだった。
で、その粗悪品をなんとか活かそう。


汎用のBA15Sソケット。
だいぶ以前にジープの補修用に買ってあったものだ。


バイクのランプや電球でおなじみの、M&Hマツシマ製。


プラス端子は、リベット状の先端以外は被覆されていて、ショートの心配はない。
マイナスは配線されていない。
ボディアース用を兼ねた取付ラグが2方向に出ている。


電球を入れてみると、ソケットとの隙間が、元の粗悪品とは天地の差だ。
もちろん、電球がぐらつくこともない。


粗悪ソケットと、ピン溝位置を揃えて比較。
ピンからの奥行きは同じくらいだが、ピンから口までの深さが全然違って、粗悪品は極端に浅い。粗悪品は浅い上に緩いから、電球はグラグラするという体たらくだ。


右のようなソケットを、左のようにラグを1枚切断し、もう1枚のラグを曲げ直した。


曲げ位置は、ソケットのピン溝位置を基準に、粗悪品に揃えた。


曲げたラグの穴を調整。


このようにソケットが入るのだが、


ソケット底部からプラス線が出ているため、線が無理な曲げになってしまい、電球の着脱がスムースに行かないことがわかった。


なので、押さえスプリングを少し曲げ加工して、


ソケットのコード穴をサイドまで削り伸ばして、ソケットのステーを向いた側からプラス線が出るようにした。
バネを曲げたのは、線をかわすためだ。


ステー穴から覗くと、こんな感じ。
これならプラス線に無理がかからず、電球着脱時もコードが自由に動ける。


G18球が干渉しないように、レンズの足の部分を削って調整。


ソケット取付は真っ直ぐでなく、フィラメントがレンズ中心に来るように角度を調整しなければならなかった。
まっすぐ付けると、レンズ中心に光源がこないことになってしまうのだ。


1個、ボディのソケット取り付け穴が割れているのがあった。


なので、真鍮パイプを短く切って切り開いたものを作り、


割れた穴にはめて補強した。


なんとかなるのがわかってしまうと、欲が出る。
SRXのフロントウインカーは、元々ポジションランプを兼ねていて、ダブルフィラメントの電球を使っている。せっかくだから、その仕様にしよう。
買い置きには、マツシマの汎用ダブル球用BAY15Dソケットもあったのだ。


見た目はシングル球用と似てるけど、プラス端子が回転してずれないように、バネ受けのベーク板に耳が付いていて、ソケットのガイド溝に耳が入って位置決めするようになっている。


同じようにアースラグを曲げたり切ったりして、コード穴も下向きにする。


バネも逃し加工して、


こうなる。


ノーマルと同じワット数の、G18球。
ノーマルは、ナス型のS25球だ。


ダブル球用は2つのプラス端子がある。


フロント2個、リア2個のソケットができた。


ただ、このままだとアースがとれていないので、ソケット外面の、プラス線出口の近くを研磨して、


粗悪ソケットのアース線をハンダ付けで移植。


できた。


ソケットを組み込む。
これは、ステー穴から見たダブル球用。コードが3本出ている。


組み立て。


レンズ中心に光源がきてることを確認。


ステーの溝にコードが通る構造。
黒いステーごとテープか熱縮チューブで巻かないと、水入りそうだなこれ。
ソケットは手持ちがあったから使ったけど、もし新たに買えば、合計価格はウインカー本体を上回る。

ともかくこれで、ゴミではない、使えるウインカーができた。次は取り付け考えなきゃな。
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安物買いのナントカ。


SRX600。次のお遊びはコイツだ。
買ったら、バーコードだけが貼り付けられた箱で来た。


箱の中身。
バイクのウインカーだ。丸レンズで小ぶりの、いわゆるヨーロピアンスタイルか。
4個セットで、実売価格は1000円〜ってとこだ。
安すぎるから、つい試しに買ってしまった。


レンズは、先端の一番絞られたとこで、33mmφ。
一応、発光部7平方cm以上という保安基準のサイズを満たしている。
逆算してみたら、丸レンズのウインカーなら、30mmφ以上あれば基準適合サイズだな。


メッキボディはプラスチック。
取付フランジからレンズの縁までは22mm、同じくレンズ中心までは40mmってとこだ。


取り付けボルトはM8で、配線はボルトの中を通らない。


この製品のレビューに気になる記述があったので、さっそく分解してみよう。
レンズは長いタッピング2本で固定されている。電球はG18、ソケットはBA15Sっぽい。


ソケットは、ケースに短いタッピングで固定されている。
メッキのボディは、黒いステー部が差し込まれて、短いタッピングで抜け止めされている。


プラスの接点。
よく見かけるリベット状の端子でなく、真鍮板らしき薄板をリベットっぽく折り曲げてカシメた端子。
チャチそのものだ。


マイナス線は、なんとソケット内のスプリングに巻いて撚ってあるだけ。
これはひどい。
スプリングはソケットに対してかなり細めなので、電球を押しこんでプラスの線が変形した時に、最悪プラス端子の露出カシメ部とアースのスプリングが接触してショートかねないし、巻いただけの線はいつスッポ抜けるかわかったもんでない。
レビューでは、このマイナス線の処理についての驚愕が何件も指摘されていた。


ソケットは、プレス品とも呼べないような、十文字の鉄板をソケットっぽい形に曲げてあるだけのシロモノ.
精度なんて概念はないのだろう。


電球を入れると、ソケットはユルユル。
しかも、コストダウンだろうけどソケットの鉄板の長さはミニマムまで節約されているので、電球はピンを中心にかなり首を振る。
これまたひっどいな。


入っていた電球は、12V10Wという刻印がある。


電球のガラス部と口金の間から、ボンドみたいなのがはみ出ている。大丈夫なのかこれ。


手持ちのG18/BA15Sの電球にはめ替えてみたら、レンズが閉じれない。
レンズ内のスクリュ用の足に電球が干渉していた。この部分の内幅がレンズ径より小さいのだ。


右が付属の電球、左が市販のG18球。
見てのとおり、付属の電球はG18より小さく、17mmしかなかった。G17ってなタマなのか? そこらじゃ見た覚えがないから、入手に困るかもしれない。
その仮称G17は、製造国じゃありふれたサイズなのかはわかんないけど、レンズの設計もその17mmの電球に最適化されてんだな。

コイツはありえないほど安いし、レビューも割れてたからどんなもんかと思ってたけど、これぞまさしく、聞きしにまさるというのか、外面はまあまあたけど、中身は極限までコストダウンしつつ、さらに手抜きまでしているという、羊頭狗肉そのものだ。
このままポン付けしたら、まずどんなトラブルが起きるか、恐ろしい。最悪燃える可能性もありそうなので、タイトル通りの結果を招くかもしれない。

しかしというか、幸いというか、ソトヅラはまあまあに見えるので、素材だと思えばなんとかできるかもしれないな。
逆にいえば、なんとかできる自信がないヒトは、手を出すべきでないかもしれないよこれ。ポン付け厳禁だと思うな。
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広すぎか、の続きの続き。


SRX600にバーエンドミラー取付。
結局、ウレタンパイプをミラークランプの中でエキスパンダーにして固定することにした。
視認性は悪くないどころか、真後ろを通り越して反対側まで見える。
鏡像に自分の腕が映り込まないのと、ついいつものミラー位置を見てしまうあたり、まだちょっと慣れていない。
鏡面には自分の腰をちょっとだけ映り込ませると、背後の位置関係がつかみやすいように思う。
あと、こんな小さくて軽いミラーだけど、鏡面は全くブレない。そこはノーマルミラーよりはるかに快適だな。


ミラーを含む幅は、830mmのXT400Eよりはるかに広くなる。
でも、上にニョキッと突き出たミラーがないだけで、全体が低く見えて、なかなかカッコイイんでないかな。
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ゼロ。

一昨日あたりに、アメダスによる当地の積雪はゼロになった。


雪に埋もれていた庭の池も積雪ゼロ。




庭ではクロッカスが咲きはじめた。
春到来だな。


手入れを怠ったオンコ。
もうメンドクサイから全部伐っちゃうかな。どうすっかな。


毎年出る場所に、今年もカタクリが出ていた。
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