焼き付いた。


古ーい東芝の電動ドリル。
記憶が定かでないけど、たぶん平成初期あたりのものかと。
速度調整ができないので、もっぱらアタッチメントでの研削用に活躍していた。
今回、サンバーのアオリ直してるときにものすごく発熱して、冷やしてみたら動かなくなった。


ケース割った。
至ってシンプル。


ナイフで指しているブロンズ色のオイライトベアリングが、完全に軸に固着したらしい。


ベアリング表面に、ケースのプラスチックが焼き付いたような形跡がある。


ケースのベアリングリセスも熱で溶けてしまっている。
強引にベアリング抜いてアレコレすれば復活はしそうだけど、もう部品も出ないようだし、回転工具は万一が怖いから、お役御免とするか。長年お疲れ様だったね。
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袋。


サンバー。
フロントフェンダーが中から腐って、切れてしまっている。


左は軽く突いたら大穴になった。
ここも直さなきゃ。


右側から。
ニブラで錆びてたとこを切除した。


ニブラの切りカスはすごく小さくて鋭い。
危ないから、磁石で完全に回収しておく。


袋状になったフェンダーの中に溜まっていた、砂とか錆びて剥がれた腐れ鉄板。


フェンダー内はエアでよく掃除しておこう。
水抜きは砂で詰まっていて、かなり集中的にエア吹いてやっと開通した。
こりゃサビるわ。


ボディパネルは非強度部材なので、手元にあった白のカラートタンで作った。


裏側のフェンダーも穴が開いてたから、トタン当ててふさぐ。


燃料タンクが近くて溶接は危ないので、今回はもう、得意のキャラメルマンでいこう。
接合面に変性シリコンシーラントを塗ってからリベットで締めた。


当てたパッチを鉄色にすれば、もっと荒廃近未来感出たかなあ。まいっか。


左側。


ニブラで切り取るぞ。


バックリ。
こっちも裏までやられている。


ドライバーで指している2か所が水抜きというか通気穴だけど、やっぱり砂で詰まっていた。
ボディの袋構造の中で、結露の水とかしみ込んだ水は溜まり、湿気はこもっていたことだろう。
困ったもんだ。


裏フェンダーには、内面からパッチ当て。
外から当てるには、この部分は給油口の首とかあって難しいのだ。


かくして、無事にキャラメルマンと相成った。
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アオリふたたび。


サンバー。
こないだ燃料パイプ交換したときに書いたとおり、アオリのヒンジ周辺がグサグサに腐ってしまっていた。


左端のヒンジのアオリは、叩くまでもなく、手で突いたら大穴が開いた。
ここもサンバー1号同様、平成初期のサンバーの弱点なのだな。
1号以来、9年ぶり2回目の修理といこう。


左端にあるアオリの抜け止めボルトは、幸い簡単に外れた。


左のヒンジだけがサビで固着しているので、抜け止めボルトの穴に適当な長いボルトを入れて、溶接のアースを取る。
ヒンジの車体側(♀)に溶接機でビードを引けば、熱で固着が外れる。


外せたアオリと、分離した左ヒンジ。


アオリは、部材をスポット溶接で合わせている。
スポットは8mm。スポットカッター使えば外したくない板を無傷で残せるけど、持ってないからドリルで揉んで外そう。


歩み板用のチャンネル部と、サビで完全に分離したヒンジ。


これはなかなか復元しごたえがある。


アオリの後面側、ヒンジ上の部分をニブラで切り取る。


高さ70mmを切除。丸い小穴はスポットを切った跡。


鉄板を当てて、欠損部は適当に作って、溶接で継いでいく。点付けで十分。


こんな感じになる。
アオリの縁のガードゴムが剝がれてしまった。


ヒンジ周りの腐れ穴の復元。


サビ止め塗装。一液エポキシのサビ止めを使った。


ここで日没タイムアウト。適当に養生しておく。


翌々日。
当てた板の縁や隙間を変性シリコンシーラントでシールしてから、適当なアイボリーのペンキで塗装。


剥がれていたアオリガードも再接着。


お客さんからお金取れる仕事ではないけど、自分のクルマだから、ま、こんなもんだべ。


荷台側。
これでしばらくもつはずだ。
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