かぶれの世界(新)

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田舎暮し雑感10春(2)

2010-04-11 12:25:01 | 日記・エッセイ・コラム

昨日早朝に近所の人達が小高い山にある守り神の神社に集まり、清掃をして、神様を拝み、お神酒を頂き暫く歓談した。7時半集合のところ遅れて8時前に行った時、あらかた清掃が終っていたが皆歓迎してくれた。この時期に田舎にいることが無かったので、私は初めての参加だった。

私より一回り若い農協勤めのAさん以外は皆おばあちゃんと言われる人達だった。彼女達の夫は殆ど亡くなっている。壁にかけられた古ぼけた書き物を見ると、天保年間の氏子の名前があった。私の先祖の名前もあった。氏子を数えると何だか昔の方が今より人口が多い。

今は20-40代の人は来ないし、子供達が遊びに来ることも無い。私が小学生の頃まではここに来てよく遊び、椎の実を採り、蟻地獄を採集した。春と秋に「お篭もり」があり、たまに御神楽が演じられ餅まきがあった。今はお篭もりの代わりに清掃だけやる簡略式になったと言う。

それより1週間前の暖かな日に、この神社の近くにある御室(おむろ)にお参りした後、出来合いの行楽弁当を近所の人と頂いた。御室の近くのうちの庭にゴザを敷いて座卓を囲み、お酒にお弁当を頂く、言ってみればお花見だ。

30年前頃に取りまとめ役の近所のオジサンと死んだ祖母がお花見を始めたのがきっかけで、その後徐々に近所の人達が参加して毎年の行事になったと聞いた。田植えの前に苗を育てる共同苗代が高速道路のため買収されたお金がお花見の資金になっているという。となると、その後に引っ越してきた人達は入れないなと思った。

まだまだ近所とのお付き合いが続く。それより更に1週間前に近所のオバサン2人が満開になったカイドウを見に来た。伸び過ぎた枝を落として見栄え良くした直後だった。ついでに庭のあちこちに足を運び、花の名前を教えてもらい雑草を引いてもらった。お礼にミカンを差し上げると、翌日の散歩の時野菜をお返しに頂いた。

田舎に来てから踵(かかと)の痛みがひどくなり、長く歩けなくなった。唯一の楽しみだったバドミントンの練習に一度も行ってない。何十年も習慣にしていたつま先に体重をかける歩き方から、普通の踵に体重をかける歩き方に変えて膝の痛みが無くなった。しかし、半年たって長年の習慣で体重がかからなかった踵が悲鳴を上げたのだろうか。知人は整形外科に行けと言うが。■

コメント (1)
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