かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

地震から逃れられない

2011-03-15 23:46:11 | 日記・エッセイ・コラム

四国の田舎に来ても、何かと地震の話題になる。

昨日実家に戻り近所のオバサン達の顔が見えたので挨拶に行った。当然ながら地震の話題となり「東京でも凄く揺れた、ここ(愛媛)は地震がなくていいね。」というと、彼女達は「ここでも大きな地震があったよ、南海地震で電信柱が大きく揺れたのを覚えている」と教えてくれた。

私は全く記憶が無いので、オバサン達に戦前のことかと聞いたが返事が無かった。家に戻ってネットで調べると昭和21年というから私が生まれる1年前に起こったようだ。静岡から九州まで広範な地域を津波が襲い大きな被害が出たというから、彼女達の記憶が鮮明に残って当然だろう。

今日は早速、松山市の施設に母を見舞った。大地震があったのを知っているかと聞いたが反応が無かった。母だけは地震は関係ないようだ。

その前に会った友人は海外から心配する問い合わせが沢山来たという。東北に住む友人の中にはまだ消息が分からない人もいるという。私も年賀状を交換するかつての同僚がどうなったのか気になる。海外でも今回の地震が大々的に報じられているが、東北と東京や四国の位置関係が分からず、やたら心配してくれるメールをいくつか私も頂いた。勿論聞いてくれるのは嬉しい。

実家に戻ると、昨日依頼した宅急便が届いたとメッセージが郵便受けにあった。連絡すると直ぐに届けてくれた。何日かかるか分からないと言われたのに何故早く着いたのかと聞いた。東京から来る荷物は予定通りに届くが、こちらからの荷物を積んだ車は全然戻ってこないのだという。

被災地は色んなものが足りないと報じられているが、原発事故の避難が加わってガソリン不足は深刻なようだ。配達員の推測はガソリンが入手出来ないので戻れないという。東京の自宅に電話して状況を聞くと、お店の品薄の広がりは東北地方の被災地に送る為が一因であるようだ。

この記事を書いているうちに静岡・山梨にマグニチュード6の地震があったとニュースが流れ驚いた。自宅に電話すると大丈夫だという。私自身敏感になり過ぎている。一体この国はどうなるのかと急に悲観的な気分になった。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする