かぶれの世界(新)

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韓国よりウクライナ

2014-05-04 23:49:23 | 国際・政治

 日本の韓国船沈没事故報道は私には異様に熱心に見える。次から次へと不都合が出てきて、韓国社会の構造問題まで指摘されている。確かにその通りなのだろう。だが、私には民放のニュースバラエティ番組が何故これほど熱心に報じるのか分からない。報じ方に「他人の不幸は蜜の味」的な印象がある。事故を分析して他山の石とするのなら徹底すべきだが、私には報じ方が意趣返しのように感じて嫌な気分になる。もういい加減にやめたらどうか。

 それより重要なのはウクライナ情勢だ。ウクライナ暫定政権がウクライナ東部の行政庁舎を占拠した親ロシア派を強制排除して複数の死傷者が出た。欧米とロシアが相互に非難し合い、ロシアへの新たな制裁とロシア軍介入の可能性が伝えられており事態は切迫している。振り返ると、世界を揺るがしたクリミア半島のロシア編入など既成事実化されたかのようだ。ウクライナ騒乱は多くの問題を国際社会に突き付けている。

 自国出身者が多数いるからと言って勝手に自国に編入していいものか、軍事力で圧倒し既成事実化したら認めるしかないのか。欧米は経済的ダメージを恐れて適切な手を打てないでいる。確信犯の軍事強国にかかったら、世界は手が出ないのか。平和憲法の日本がこのような環境に放り込まれたら一体どうなるのか、関連して今熱く議論されている集団的自衛権はどうあるべきか。韓国の内政問題に首を突っ込むより、力を入れて報道すべきはこっちだろう。■

コメント (1)
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