かぶれの世界(新)

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14兆円と1.2千万円

2016-01-22 18:41:57 | ニュース
「こりゃーダメだなー!」
甘利経済財政大臣の金銭疑惑が報じられた時、私はがっかりして思わず独り言を吐いた。火のない所に煙は立たないという。何がしかの金銭授受があった可能性が高い、マスコミも加わり色んな人達が徹底して証拠探しをし不正があれば何もかもばれてしまうだろう。変な言い訳の嘘などつかない方が良い。

これからの展開は悪い予感がする。民主党など野党はこれぞとばかりに責め立て国会審議が停滞し大臣辞職に持ち込もうとするだろう。うまく行けば首相の任命責任を追求して参院選を戦い議席を増やそうとするだろう。事実なら法に反する行為であり、野党が追求するのは当然だ。

なのに冒頭に述べた様にこのニュースを聞いてがっかりした。一体、この騒動で誰が何を得るのだろうか。甘利大臣が退陣するか死に体になるようなことがあれば我が国にとっては大きな損失になる。だと言って法治国家で汚職は許してはいけない。安倍首相が困っているのは、用心深い発言からも伺える。

経済効果が14兆円といわれるTPP交渉成立に貢献した立役者が、1200万円の政治資金疑惑で大臣の地位を追われようとしている。何故?一体このギャップは何なのだろうか。民主党が急に元気になった様に感じるのはいかにも皮肉っぽい。■
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2016年大胆占い(臨時見直し)

2016-01-22 08:38:36 | 社会・経済
年頭に今年の世界経済見通しを投稿したばかりなのに、世界市場は急落し見る影もなくなってしまった。私は「大胆占い」で『世界経済という車は「米国利上げのペース」と「中国経済減速の程度」の2人のドライバーで、「原油価格の低落」が助手席に乗り、地政学の砂利道を走る』と占った。

今年まだ3週間しか経過してないが、上記の世界経済の構図が変わりつつあるように感じる。「運転席には中国が残り道が分からず未熟な運転をする上に、助手席の原油価格が運転にちょっかいをだし、金利上昇を決めた米国は運転席から助手席の原油価格の横に移ってハラハラしながら見ている」、そんな構図に変わった様に見える。

後ろの乗客は行き先がどこかもわからなくなった。まるで先日若者の命を奪った深夜の観光バスに乗っているかのようだ。私は短時間にそこまで悪化するとは予測しなかった。IMFは今年の世界経済予測を下方修正したが、私が見始めたこの数年は彼等の予測は常に実態より甘かった。市場の混乱がもっと大きく実体経済に悪影響を与えそうだ。

成長率    IMF15 大胆占い IMF16
世界経済  3.6    3.2   3.4
米国     2.8  2.4  2.6
欧州     1.6   1.2  1.7
中国     6.3   6.1   6.3
新興国     4.5   3.9   4.3
日本     1.0   0.7   1.0
(注)単位%、IMF15は2015年10月、IMF16は1月時点のデータ

上記の様に20日公表されたIMFの世界経済予測は、世界経済や米国、新興国が0.2%減だった。私の大胆占いは元々悲観的だったので現時点では数字は訂正しない。これが結論だ。だが、数字だけの話では済まない。冒頭のように世界経済の構図は大きく変わったと訂正したい。

個人的には酷いインパクトを受けてしまった。一昨日までに日経平均が年初来15.8%下がったというが、新興国の比率が高い私の金融資産は8%減だった。だが、昨年夏のチャイナショックにまで遡り計算すると、自宅新築の建設費が全て消えて無くなったことになる。請負契約は結びローンを借りて先に進むしかない。参った。■
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