2016年天邪鬼占い（臨時見直し）

米国大統領選は15日の予備選で民主党のクリントン氏、共和党のトランプ氏が指名獲得に向けて大きく前進したと今朝マスコミは報じていた。私はお正月に下記のような「起こりそうもないけど起こったら世の中えらいことになる5つの予測」を投稿した。ところが、3か月も経たないのに米国の半数の人達が気が狂ったと思われ、今日ここに慌てて臨時見直しをする。

－－－　2016年1月1日の天邪鬼占い　－－－
１）米国は気が狂い、世界の期待に反してトランプが米国大統領に。
２）ロシア経済が更に悪化、プーチンは更に冒険主義になり暴走。
３）メルケルは難民問題でつまづき首相の座が揺らぎ、レームダック化。
４）習近平は一段と恐怖政治に向かい、内外で厳しい対立を生む。
５）安倍首相は改革路線を断念しポピュリズム政治に向かう。
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米国の共和党支持だった中下流の白人層が何もしないワシントン政治に信頼を失い、共和党主流派に激しい怒りを向けているという。トランプ氏がおバカな発言をしマスコミや党の重鎮に非難されても、却ってそれが支持を高める結果になっているというから手の打ちようがない。失礼だけど怒れる中流白人は「馬鹿につける薬はない」状態になっている。

最終的には消去法でクリントン氏が選ばれる可能性が高いが、トランプ支持は高卒白人から大卒にも広がっているというから油断ならない。仮にクリントン氏が選ばれても大統領の資質や政策そのものに疑いが無きにしも非ずと思っている。今日の混乱をもたらしたのは以前投稿したように、「ブッシュとオバマの16年間がこんな米国にした」というのが私の実感だ。

他の4つの「あり得ない予測」も雲行きがおかしい。一番危ないと思ったプーチンは原油価格暴落に足を引っ張られ暴走するエネルギーを失ったようだが、メルケルは予想通り難民問題で地方選に大敗し政権運営が難しくなりそう、習近平は強権発動が目に余り全人代で異例の10％以上の反対票など今後の経済立直しが不透明、安倍首相は消費税導入も規制改革も怪しくなってきた。天邪鬼占いが2つ当たると世界は大事と言ったがそれどころじゃないみたいだ。■