かぶれの世界(新)

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USオープン報道に違和感

2018-09-11 15:59:46 | ニュース
全米オープン女子シングルスで大阪選手が大活躍し優勝を伝えるテレビ報道で、会場全体が不満をぶちまけるかのようなブーイングをしている絵を見て違和感があった。日本の二流マスコミは視聴者に忖度して大騒ぎ、或いは自社に都合の良いニュースだけを切り取って報じてないかと疑った。私にも日本マスコミに対する先入観があるので許されたい。

米国で何が問題視され議論されているのか。違うニュースを扱っているみたいだ。連日テレビが流した映像はセリーナが凄い顔して主審に抗議する絵と、会場の白いドレスの白人女性が立ち上がって喚く姿、それを見て優勝して大喜びするはずの大阪選手が試合後涙ぐむシーンが印象的だった。

CNNからのニュースメルマガChris Cillizzaは、今日この件についてワシントンポスト(WP)の記事(Sally Jenkins著)を読むよう推奨していた。普通はそこまでは読まないのだがこの件は気になって、Sallyが(多分、米国民の多くが)試合について思っているであろう認識を知りたく読んでみた。

彼女は主審(ラモス)が大阪とセリーナのゲームを台無しにした、必ずしも大阪が勝ったとは述べてない。二人とも敗者みたいに扱っている。そして騒然としている会場を沈めたのはセリーナの一言だったとヒロイン扱いをしていた。ラモスが悪者で二人は犠牲者、救ったのはセリーナだと。本件は過去の名プレイヤーなど識者の意見も割れているようだ。当然だが、米国以外の海外は冷静に見ている。

私はニュースに表れたほんの一部の映像しか見てないので何とも言えないが、ゲームは大阪選手の方が有利だったと思う。だが、2ゲーム目のスコアは拮抗していたので勝敗は微妙だったかもしれない。もう一つ、大阪選手の日本人離れした立派な体格はハイチ人の父親譲り、加えて米国で育ったテニス環境が彼女を強くしたのだろうと思った。かつてのような純粋な日本人では勝てなかったろう。

それにしても、アンパイアに抗議する会場全体の雰囲気は日本では見られない迫力で、映画などで見かける激怒した米国人を想起させちょっと怖かった。冒頭に述べたように特に白いドレスの白人女性がその典型だ。何故かトランプ大統領の様な身勝手で知性を感じさせないものを感じた。アメリカ人全体が劣化しているのかなー? ゴメン、私の偏見です。■
コメント
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