かぶれの世界(新)

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行ってしまった年、来るかもしれない年(中)

2021-01-05 14:18:24 | 日記・エッセイ・コラム
さて、ここから本番の2021年の予想、先ずは世界がどうなるか。注目されるのはトランプ大統領が表舞台から消えた後の世界です。私の根拠不明の天邪鬼予想です。

2021年は「コロナと共存する世界」になる

1年後の世界は、コロナ世界(withコロナ)かコロナ後の世界(afterコロナ)ではなく、世界は「コロナ(悪)と共存」と予想する。分かり易く言うとインフルエンザと同じ様に、人はある比率でコロナ感染し治療を受けある比率で死亡するが、誰も騒がない世界になっている。世界はインフルエンザを含めて大差ない死亡率に収まる。その比率は徐々に低下して行くだろう。

政治はワクチンの普及でコロナ対策に踏ん切りをつけ、社会的弱者の死亡率は高いまま推移するが、最早脅威ではないと忘れられ始める。史上最悪の三角関係を構成したトランプ大統領と新型コロナウィルスは表舞台から消える。消え際に誰にも感謝されないだろうが、コロナはもう一つの悪を取り除く人類にとって最大の貢献を果たしたと記憶されるだろう。

1年後の世界は習近平主席の独壇場になっているか、世界の民主主義勢力が連合して中国の対抗軸になっているかが、コロナ共存世界がどうなっているか鍵になる。短期勝負なら中国、粘って長引かせれば民主主義同盟に利があると私は思う。民主主義同盟が機能するかはバイデン米新大統領の力に掛っている。

彼には就任当初からハンディキャップがあり過剰な期待をすべきではない。米国内ではトランプ大統領が離任間際まで悪あがきを続け、その修復だけでもバイデン氏には重荷になる。一方、欧州や日本は経済回復優先で中国との対立は望まず、なあなあの関係に流れると予想する。財政難の伊西に加え独や日本も中国と切っても切れない経済関係がある。となれば中国の狙い通りになる可能性あり。

実際、既に中国はコロナ前の経済成長に戻り世界各国にコロナ対策など支援を与え、国際機関で中国を支持する国数では民主主義国を上回る。深刻なのは新興国だけでなく疲弊した先進国にも中国マネーに頼る国が増えている。今年の米国は口先外交で同盟国の信頼を維持する戦略になる。理想を語るが実行には移さないオバマ的アプローチをとると予測する。

さて、2020年の悪魔の三悪関係を支える道具立てを提供したITにとって、どういう2021年になるのかも注目だ。今年は世界各国で次々と規制の枠をはめられて、訴訟の対応で忙しいことになりそうだ。独禁法と偽情報流布の責任追及の二方面から世界的圧力を受け、法廷闘争を強いられるだろう。法廷闘争を長期化させるか、企業分割で短期解決を図るか、私は前者を予測する。

巨大IT企業が自分を守るために時間を費やしている間に、コロナ禍で注目され次世代を担うと期待されるスタートアップIT企業が飛躍する機会が生まれると思う。そういう雰囲気は感じるが、私はもう年寄り過ぎてこの世界は良く分からない。多分、世界で猛威を振るったサイバーセキュリティ関連か、新しい働き方を支援し生産性を向上させる製品だと嬉しいが。

真面目な予測を見たい読者の方に、この領域は私が尊敬するIブレマー氏の予測を是非ご覧になるよう勧めます。彼の読みは幅広く、視線が高く、深く掘り下げた予測と溢れる知性を感じる。我が国の新聞テレビなどを見ておかしいなと思った時はブレマー氏の予測を読み返すといい。■

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