かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

冷静を取り戻す高齢者

2022-08-12 22:14:26 | 日記・エッセイ・コラム
例年にない酷暑の中で母の七回忌をやり、その前日から東京の家族を招き接待した。後期高齢者になったばかりの私には気持ちも体力も衰えていたと思う。そして家族全員がいなくなった翌日に隣町で交通事故を起こし、幸い誰にも怪我させなかったが心身共にすっかり疲れ切った。

なのに、事故直後に買った自転車で走り回り、バドミントン練習に参加した。そして2日前に遂に夏バテ症状が現れ、何もやる気が起こらず冷房を点けて家に籠りきりになった。おかしいと思ったらすぐに冷房をきかせて外出を控え家にいろと、家族も知人もテレビも声を揃えた助言に従った。

今日はバドミントンの練習日で、朝食後も体調がはっきりせず参加するか迷った。昨日までの体調だったら即決で止めた。天気予報は曇りだが気温は35度になりそうだった。だが、庭に出て谷から吹き降ろすゆるい風が涼しく感じ、「よし、行こう」という気になった。

実は、幾ら冷房が利いていても何もせず家に籠っていると、体内の液体が濁ってしまうような気持ちになっていた。身体を動かして汗だらけになり濁った液体を洗い流したいという素人考えが後押しした。そして自転車に乗り体育館に向かい始めるとゆるい風が涼しく感じて良かったと思った。

お盆の直前のせいかたった最初3人の参加者でどうなるかと思ったが、暫くして2人が参加し、フルに練習し汗をかいた。帰りに何時ものスーパーで食料を買って家に戻った時、昨日までのぐったりした疲れを感じなかった。シャワーを浴びて気持ちよく昼食をとった。

法事の後の家族パーティの為に家内が送ってくれた段ボール箱一杯のビールやワインもついに飲み切った。その後、市役所の市民課に電話し交通事故対応の書類に必要な印鑑証明について相談した。証明書はコンビニで取れると教えてくれたが、一度上手く行かなかった私は理解できなかった。未だに江戸時代みたいな手続きと嫌味を言ったが、それは私の方だった。

夕方、別のコンビニに行って再度やってみるとうまく行った、明らかに私の操作ミスだった。この数日間私は夏バテで頭がどうにかなっていたようだ。証明書をとれてすっかりご機嫌になった私は、お店の女の子と馬鹿な冗談を交わし、続けて近くの山裾歩きをすることにした。

歩いているうちに調子が出てきて何時もの山裾歩きコース約8キロを歩いた。バドミントン練習をした後に8キロも歩くのは、やっぱりやり過ぎだ、また体調を崩すかもしれないと内心思った。しかし、今も明らかに私は書斎で冷静に過ごしている。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« テレビに影響される後期高齢... | トップ | 私的・夏バテ対策 »

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事