いよいよ日本でも新型コロナウィルスワクチンの接種が始まった。まずは医療従事者4万人を対象に全国100病院で実施するという。私のような高齢者は4月からということで、まだ詳細は不明だ。日本のワクチン接種は世界の中では70番目位、周回遅れで進んでいるという。
最先端を走るのは人口少数国を除けば、感染者数や死亡者数では最後尾を走っていた「英米」だ。しかし、これは皮肉ではない、予想された結果のように私は思う。英国は1月に実施した調査で人口の18.5%が感染したかワクチン接種で抗体(免疫)を持っていたという。
一方、12月にワクチン接種を始めた米国でも感染者数が激減(1月初の30万人から2月中の5.3万人)した。既に米国ではワクチン接種回数は中国を抜き世界トップになったという。どうもコロナ後半戦の戦いはワクチン接種で決まりそうな気配だ。
私は昨年の4月5日に記事「(悪の仮説)米国のコロナ死者数が断トツトップの理由」を投稿し、英米アングロサクソンは優勝劣敗社会であり、彼らは抗体を持つ人口を増やす競争でトップに立ち、コロナウィルス後の世界で優位に立とうという意図的な試みの臭いがすると説いた。
英米の有力薬品メーカーがワクチンを開発し世界最多の感染者数を実験台にして市場に投入した。この調子でいくと、感染者数の急減とワクチンを独占的供給でコロナ後半戦を勝利し、コロナ後の世界でもアングロサクソンは世界のリーダーの位置を守ることになるだろう。
例えて言うなら、前半戦は日本を見習えという声が世界から聞こえたが、後半戦の日本は周回遅れで前半戦と同じ石器時代の武器で何とか頑張っている。しかし、英米からの鉄器なしでは守るのが精一杯、未だに鉄器の使い方がわからないと混乱している。かつての鉄器開発の失敗を引きずり乗り越えてないようだ。未だに戦後日本の民族的性向を克服できないでいる。
だが、後れを取ったのは日本だけではない。欧州もワクチン開発に遅れワクチンの分取り合戦でも劣勢で苦戦している。EU拡大を狙い無理やり東欧を抱え込んだ頃から何か変だ。独も中ロに深入りして牽引力を傷つけた。コロナ後にアングロサクソンなしのEUはどこに向かうだろうか。
実はもう一つ「悪魔の仕掛け」がある。コロナ感染の死亡者は圧倒的に高齢者が多いのは共通するが、日本の死者数は英米に比べ桁違いに少ない。高齢者の生産性はほぼゼロ、社会保険コストは莫大だ。つまり、英米は社会の非効率な部分を非難を受けることなく整理していることになる。
悪魔でなければこんな酷いことを公言できない。だが、英米と日本のコロナ前とコロナ後のトータルコストと、その中で高齢者コストを算出してどう変わったか冷静に見てみたい。高齢国の舵取りには必要だ。日本にも一流メディア、例えばBBCとかFTやNYTがあれば「悪魔の仕掛け」は別として視線を変えて見てくれると期待出来るのだが。■
最先端を走るのは人口少数国を除けば、感染者数や死亡者数では最後尾を走っていた「英米」だ。しかし、これは皮肉ではない、予想された結果のように私は思う。英国は1月に実施した調査で人口の18.5%が感染したかワクチン接種で抗体(免疫)を持っていたという。
一方、12月にワクチン接種を始めた米国でも感染者数が激減(1月初の30万人から2月中の5.3万人)した。既に米国ではワクチン接種回数は中国を抜き世界トップになったという。どうもコロナ後半戦の戦いはワクチン接種で決まりそうな気配だ。
私は昨年の4月5日に記事「(悪の仮説)米国のコロナ死者数が断トツトップの理由」を投稿し、英米アングロサクソンは優勝劣敗社会であり、彼らは抗体を持つ人口を増やす競争でトップに立ち、コロナウィルス後の世界で優位に立とうという意図的な試みの臭いがすると説いた。
英米の有力薬品メーカーがワクチンを開発し世界最多の感染者数を実験台にして市場に投入した。この調子でいくと、感染者数の急減とワクチンを独占的供給でコロナ後半戦を勝利し、コロナ後の世界でもアングロサクソンは世界のリーダーの位置を守ることになるだろう。
例えて言うなら、前半戦は日本を見習えという声が世界から聞こえたが、後半戦の日本は周回遅れで前半戦と同じ石器時代の武器で何とか頑張っている。しかし、英米からの鉄器なしでは守るのが精一杯、未だに鉄器の使い方がわからないと混乱している。かつての鉄器開発の失敗を引きずり乗り越えてないようだ。未だに戦後日本の民族的性向を克服できないでいる。
だが、後れを取ったのは日本だけではない。欧州もワクチン開発に遅れワクチンの分取り合戦でも劣勢で苦戦している。EU拡大を狙い無理やり東欧を抱え込んだ頃から何か変だ。独も中ロに深入りして牽引力を傷つけた。コロナ後にアングロサクソンなしのEUはどこに向かうだろうか。
実はもう一つ「悪魔の仕掛け」がある。コロナ感染の死亡者は圧倒的に高齢者が多いのは共通するが、日本の死者数は英米に比べ桁違いに少ない。高齢者の生産性はほぼゼロ、社会保険コストは莫大だ。つまり、英米は社会の非効率な部分を非難を受けることなく整理していることになる。
悪魔でなければこんな酷いことを公言できない。だが、英米と日本のコロナ前とコロナ後のトータルコストと、その中で高齢者コストを算出してどう変わったか冷静に見てみたい。高齢国の舵取りには必要だ。日本にも一流メディア、例えばBBCとかFTやNYTがあれば「悪魔の仕掛け」は別として視線を変えて見てくれると期待出来るのだが。■
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