今回の衆院選のテーマは歴史的に見て何になるだろうか考えてみた。欧米の新聞サイトを見ると日本の歴史の転換点になるという記事が目立つ。アジア諸国も違った視点から注目している。以下に私が考えうる全てのコンセプトを私なりの順序で羅列してみた。小泉政権は5番目くらいまで意識していると思われるが、小泉政権そのものが都市型の性格を持っており過去4年で農村に傾斜していた政治運営をかなり都市側に戻した。現政権はこれを更に世界ルールで運営しようとし、方や従来の日本的なものを守ろうとする勢力と最後の摩擦が起こっていると言える。
1)郵政民営化の可否
2)構造改革推進対抵抗勢力
3)官から民
4)大きい政府対小さい政府
5)従来政策決定プロセスから新プロセス
6)農村対都市
7)勝者対敗者
8)金持ち対貧乏
9)老人対若者
最終的に勝敗を決めるのはどの視点から見た力が決定的になるかであるが、それは投票率でかなり違った様相になるはずで現時点では私には予測不可能である。しかし何時もの勝手な大胆予測は出来る。
私は千載一遇のチャンスという民主党も意外と苦戦すると見ている。その理由は民主党が労組をバックにする旧社会党から旧自由党右派まで抱える寄せ集め集団であり、外交から構造改革まで重要課題で一致団結できない事態が生じるだろうと見ているからである。更に今回もっと過激な郵政民営化を進めたいと考える民主党内グループが沈黙を保ち政局にする方を選んだネジレ現象が気になる。
改革の為官から民主党を選んだ有能な若き官僚等は目的の為には手段を選ばずの思いであったろう。自民党の抵抗勢力はいわば確信犯であり自己の主張を明確にしたが、民主党は結果として抵抗勢力と同じ側に立った。この件について民主党は今後の選挙戦では散々指摘されることになり、テレビ討論会などできちんとした説明を求められ、国民が納得する明快な説明が出来るかどうかが勝敗の鍵となろう。
もう一つ大胆な予測をするなら自民党内の抵抗勢力の役割は今回をもって終わった。致命的なのは彼らの主張には依って立つところの普遍性がない、既得権益を守ろうとする少数派になる選択をした、正確には強いられたといえる。再び表舞台に立つのは難しいのではないだろうか。■
1)郵政民営化の可否
2)構造改革推進対抵抗勢力
3)官から民
4)大きい政府対小さい政府
5)従来政策決定プロセスから新プロセス
6)農村対都市
7)勝者対敗者
8)金持ち対貧乏
9)老人対若者
最終的に勝敗を決めるのはどの視点から見た力が決定的になるかであるが、それは投票率でかなり違った様相になるはずで現時点では私には予測不可能である。しかし何時もの勝手な大胆予測は出来る。
私は千載一遇のチャンスという民主党も意外と苦戦すると見ている。その理由は民主党が労組をバックにする旧社会党から旧自由党右派まで抱える寄せ集め集団であり、外交から構造改革まで重要課題で一致団結できない事態が生じるだろうと見ているからである。更に今回もっと過激な郵政民営化を進めたいと考える民主党内グループが沈黙を保ち政局にする方を選んだネジレ現象が気になる。
改革の為官から民主党を選んだ有能な若き官僚等は目的の為には手段を選ばずの思いであったろう。自民党の抵抗勢力はいわば確信犯であり自己の主張を明確にしたが、民主党は結果として抵抗勢力と同じ側に立った。この件について民主党は今後の選挙戦では散々指摘されることになり、テレビ討論会などできちんとした説明を求められ、国民が納得する明快な説明が出来るかどうかが勝敗の鍵となろう。
もう一つ大胆な予測をするなら自民党内の抵抗勢力の役割は今回をもって終わった。致命的なのは彼らの主張には依って立つところの普遍性がない、既得権益を守ろうとする少数派になる選択をした、正確には強いられたといえる。再び表舞台に立つのは難しいのではないだろうか。■