かぶれの世界(新)

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コロナが明らかにした日本人の問題

2021-05-23 14:37:08 | 国際・政治
最悪な番組を見続ける訳
今朝のTBSニュースバラエティ「サンデーモーニング」を見て、何時もの通りこの番組は本当に酷いと改めて思った。だが、この番組の視聴率は高いと言われている。言い換えると、私と違って番組が報じる物の考え方に共感する視聴者が多いということなんだろう。番組よりそっちの方が気になる。

私は別だ。物の見方が私と全く違う意見を出来るだけ知りたいと思い、出演者の論理に腹が立っても我慢して見ることにしている。長い間の人生経験、殆どは会社勤めだが、を通じて自分とは違う意見を聞いておくことがとても重要だ、仕事にも役に立つと信じているからだ。

地べたを這うマスコミ
日本のマスコミ報道の視線が概して地べたを這うような細部に行きがちで大局を見失っているというのが私の数十年の人生から得た持論だ。特に朝日毎日系がそうだが全体的にそういう傾向があると私は感じている。そして、コロナがその問題を鮮明にした。

分かり易い例はワクチンの問題だ。世界最悪のコロナ感染が続いた米国は、ワクチン接種に注力し今やワクチン接種で最先端を走り世界最速の経済回復を遂げている。マスコミは日本のコロナ対応の混乱ぶりを報じ、今は活気を取り戻したアメリカと比べて日本は酷いと報じる。

米国の光と影 日本に高級紙はない
だが、昨日までの米国の累積死者数は589,223人もいるのだ。日本の死者数1万人そこそこに比べて驚くべき数字だ。ワクチン先進国は60万人の犠牲者をベースにしていると言えなくもない。私は英米の死者数とワクチン開発のバランスが、所謂「アングロサクソン」が世界をリードしてきたやり方だと早い時点で投稿したことがある。実際、その通りになったと思っている。

日本はこんな対応は絶対にありえない。日本人は米国並みの死者数を出すことは絶対に許さないのが日本だ。悪いことではないが、国中がひっくり返り舵取りが出来なくなる。最近聞いた言葉「ゼロリスク社会」がピッタリする。どんなリスクも認めず細部に注力し大きな目標を誤ってしまう。

極端に言うと日本のマスコミは細部に注力しすぎている。但し、そういうマスコミは絶対に必要で小さい問題もきちんと拾って知らせる役割だ。問題はその一方で国の舵取りをしっかり見ていくメディア、欧米風に言うと「高級紙」が無いと私は思う。マスコミに限らない日本的な反応だが。

民主主義の危機
バイデン政権になって新疆ウィグル族や台湾香港の民主主義を巡り米中対立が悪化しているが、仮にそれが建前であっても政府が手を緩めないよう高級紙は国の在り方を主張すべきだ。冒頭のサンデーモーニングはコロナ対応現場の混乱を報じても、民主主義の世界的危機はまず報じない。

現実は米国の民主主義の将来も決して安泰ではない。反トランプのチェイニー共和党議員が院内3位の重責から追われ、南部諸州を含む28州が黒人やヒスパニックの投票を制限する狙いの制度を導入した。バイデン政権が1期で終わりトランプが返り咲く可能性も十分あるのが現実だ。

日本マスコミは韓国式か
私は日本に限らず具体的数字を元に論じる経済紙により信頼を置く。ファイナンシャルタイムズ(FT)は、トランプの影響力が強い共和党が選挙目当てでトランプ党に様変わりし、4年後に米国が民主主義から独裁政権になる恐れがある、民主主義を守れというオピニオンを載せた(日経5/21)。

日本マスコミは中国に配慮してモノを言えない韓国大統領みたいだ。国内でもコロナ問題では非協力な医療機関への配慮、医療費問題では次世代への費用負担より高齢者への配慮が見え隠れする。報道の問題を指摘したが、それは高齢化を反映し国民気質の現れでもある。世論調査を都合よく利用して間違った舵取りをした例も日本だけではない、過去も現在も世界中で起きている。

日本に求められる回転ドア
実際に舵取りをするのは政府であり、国民に情報を与えるのがマスコミの役割だ。最近あまり聞かれなくなったが、現代日本の最大の危機は第2次世界大戦後の日本人はバランスを失い、良くも悪くもアングロサクソンの下で今の社会を築いた。自己解決能力を喪失した。

出来ればその二の舞を避ける国になって欲しい。どうすればいいか、私見ではそれは政府とマスコミと研究所機関の人事交流から生まれてくる。米国風に言うと人事の「回転ドア」ではないかと思う。その点では新設されるディジタル庁が良い実験台になると期待するが簡単じゃないだろう。■
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意地の15キロ走

2021-05-22 18:12:23 | スポーツ
午前中にまたまた15キロ走った。もう定点観測とか健康の為とかではない。先週も先々週もただ走れたと最初は嬉しかったが、後からチェックすると記録が毎年落ちているのを見て意気消沈した。今日は息子のPCR検査が陰性で、梅雨の合間の晴天と相まって突然走りたくなった。

狙いは意地でも去年並みの記録で走ること。去年の私が競争相手だ。だが、一旦走り始めると全力で走って膝や足首を痛めるほど馬鹿ではなかった。少しでも違和感があると直ぐにスピードダウンした。今日は特に時々膝に違和感が出て、それでも記録を意識して速歩に切り替えた。

なんとか家に着いて時計を見ると、前回より4分早い101分で15キロを走っていた。昨年の記録にほぼ並んだ。実は帰宅後に直ぐ時間をチェック出来るよう2週間前に居間の置時計を玄関に移した。去年の私と勝負してデッドヒートになり、時折膝を気にして速歩した分だけ負けた感じだ。

蛇足だが、私は歩数や気温・湿度・高度など多目的の時計(中国製)を持っていたが昨年動かなくなった。今はスマホのアプリで代用しているが途中で機能しない事故が何度も起こるので、詳細なデータを記録して分析できてない。それでどうなるというものでもないと思うが。

本題に戻ると、明日筋肉痛が出る心配は全くなくなった。先週の2度目の15キロ走や、一昨日の妙見神社参拝の20キロ山歩きの後も筋肉痛は出なかった。今日もシャワーを浴びて遅めの昼食後に足の自己流マッサージをした時の感覚も悪く無かった。

昨年コロナ感染が拡大し始めた頃から山裾歩きを始め、バドミントン練習に参加できなくとも代替になると思っていた。だが、長男や孫達と大岳山をハイキングして舗装道と山歩きでは使う筋肉が違うことを思い知らされた。その意味でも山裾歩きに加えて、ジョギングを再開することにした。

愛媛県のコロナ対策まん延防止等重点処置が明日23日から解除され、市立体育館が使えるようになればバドミントン練習再開できそうだ。東京のクラブは退会したがこちらのクラブは何とか頑張ってついていきたいと思う。その為にも今日の15キロ走の結果は悪く無かった。■
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ぬか喜びの1400ドル

2021-05-20 18:38:09 | 日記・エッセイ・コラム
2週間前に投稿した「お金の値打ち」で、米国財務省から1400ドルの小切手が転送されてきたが、私に受給資格があるか分からないと書いた。その時見た大使館のHPはIRSに問い合わせよとあるだけだった。田舎で取引のある地銀に問い合わせるとドルの小切手は扱わないと予想通りの返事。

もう帰任後20年以上経ち英語でIRSとやり取りする自信がなく取引銀行に相談した。米国から帰任後外貨のやり取りはシティバンク経由で対応し、シティ撤退後は信託銀行を窓口に年金を受け取っている。筋違いの質問だと断って聞いたが、やはりはっきりした返事はなかった。

その時は、7月頃に帰京して小切手を現金化し家族パーティにでも使おうと思っていた。日本の10万円支給は家内にそのまま渡したが、今度は私だけに支給されたプレゼントなので家族全体で使おうと思った。ところが、その後に新聞報道等で私の都合の良いプランはぬか喜びに変わった。

今朝の日本経済新聞によると受給資格があるのは「一定収入以下の米国市民か米国に居住する外国人」であり、私は該当しないのは明確だった。今はどうか知らないが昔米国の空港で「non-resident alien」と表示があった列に並んだ人達だ。収入制限がある為に年金受給者から単純に支給額の少ない人を選んで小切手を発送した為に起こったチョンボのようだ。

さすがアメリカは私を見つけて届けてくれた等とぬか喜びしたのが悔しい。非該当者は米国IRSに返送せよというが、私は記念に取っておきたいと思う。というのも小切手には1年後に無効になると注意書きがあり、放置しておけば来年春には紙切れになるからだ。

上記の記事は1990年代前後に米国に居住し現在は日本に住む日本人約6万人が該当すると推測している。その頃は米国の社会保険料も支払った。なので現在米国の年金を貰っているが、2005年に日米協定で変更になった一時的なものだ。独居老人にはこんなことまで良い刺激になった。■
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神も仏も総動員

2021-05-19 22:07:33 | 日記・エッセイ・コラム
その時から他人事が「家族の一大事」に変わった。昨日スマホでメールをチェックしながら昼食を食べていた時のことだ。東京の自宅に家内と同居する息子から、熱が出たのでPCR検査を受けたと連絡が来た。その時、コロナは他人事から身内の問題になった。

コロナは39度もの高熱は出ないと、家内が私を落ち着かせようとフォロウするメールが来た。その後も症状の報告と励ましのメールが家族の間で飛び交った。昼頃から体温が40を越え解熱剤を服用し体を冷やしているが中々体温が下がらないようだった。不安だが私は何も出来なかった。

今朝仏壇の3世代の位牌になった仏様に報告した。朝の体温が39度に下がり少し楽になったという。家内はパート勤めの医師会館に行ったらしく、息子の体調をみて仕事に出かけられると判断したのだろうと思った。午後になって天候が回復し、思いつき神社にお祈りに行くことにした。

以前から山裾歩きで気になっていた妙見神社で、恋木と雲海展望公園の間にある。大洲市内で一番高いところにある集落と公園なので、多分市内で一番高いところにある神社だと勝手に思った。とすればご利益も大きいはず。この際、神様も仏様も総動員しようと思った。ただかなり遠くにある。

急遽、洗濯物干しと食器洗いを済ませ、ペットボトルの水とクッキー3枚に飴玉4個をもって1時半に家を出た。登山口は小学校裏からで時間がないのでただ黙々と歩いた。何台かの車に追い越されたが歩いている人には一人も出会わず、2時間余りで神社に着いたのは3時半過ぎだった。

参道らしき細い登り路を数百m歩くと行き止まりの雑草だらけの広場があった。一瞬お社を探したが直ぐに犬小屋よりちょっと大きめの小屋があった。コレダと思って雑草だらけの小屋の前に行き息子の健康を祈って直ぐに引き返すことにした。

参道の途中で突如茂みから出て来た長靴姿の老婦人に出会った。母親の実家が大洲にあり、松山からキノコや山草採りに来たという。山道を歩く私を車で追い越した、時折この辺に来るが一度も歩く人を見たことがないと言い、私が珍しかったようで話が弾み気分転換になった。

ご婦人と分かれて恋木に向かって歩き出して間もなく奇跡のメールが来た。PCR検査の結果が陰性だったというもの。こんなにタイムリーに神様のご利益があったのかと驚き嬉しかった。陽性なら同居の家内は濃厚接触者になり感染の恐れがあった。

それ以降始めて歩いた公園から恋木迄の道は余り記憶がない。最後の数キロは緩い下りから平坦な道なのに足の疲れが辛かった。実家に戻ると6時前だった。もっと早く帰ることが出来ると思って出たのだが、3万歩・20キロで高低差450mの舗装道を4時間半なら順当だったかも。

息子が陰性だったグッドニュースは、6時に取り入れて湿った洗濯物と足の疲れのバッドニュースで神様はバランスをとったのかもしれない。勿論、このバランスはグッドニュースの方が圧倒的に重く有り難い。これで私は身勝手にもコロナが他人事に戻った。■
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朝から寿司

2021-05-18 09:34:27 | うんちく・小ネタ
朝起きて一連の体操・ストレッチをやり、台所に下りて朝食の準備にかかった。第1ステップはシリアルにミルク、果物にヨーグルトだ。第2ステップは日によって変化をつけるが、このところご飯にサラダ・ウィンナーに半熟玉子等。ところが、冷蔵庫の扉を開けてマズいことに気が付いた。

昨日の夕飯の為に買った寿司5貫のミニパックが残っていた。寿司の賞味期限は作ったその日、朝食の第1ステップも第2ステップも吹っ飛んだ。ミルクをかけたシリアルは食べるとして、その後は寿司を食べるしかない。梅雨入りで温湿度が高く生ものは心配で冷蔵庫に入れた。

取り敢えずお茶を沸かし、今後二度とないシリアルに寿司の組み合わせで朝食を済ませた。一晩冷蔵庫に入れておいた寿司は、大袈裟に言うとネタは干上がり、シャリはパラパラでお金を出して食べる状態ではなかった。それ以前に朝寿司を食べること自体が普通じゃなかった。でも食べた。

何でこんなことになったのか。昨日の夕方買い物を終え堤防沿いを散歩中、馴染みの中年女性カップルに会った。限りなく老年に近い中年カップルとは、会う度に言いたい放題悪口雑言を交わす仲だ。私を見て最初の挨拶が「太って丸くなった」だ。勿論、私も負けずに言い返した。

立ち止まって長々と馬鹿な雑談を続けた。実はその少し前に橋の上で、バドミントンクラブの退職した学校の先生に出会って近況を交換したところだった。少し気分が高揚してついつい喋りすぎ、帰宅後も寿司を買ったことを忘れて何時ものお酒に干物のつまみで済ませた。ボケは進む。■
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