サッカーワールドカップの陰に隠れて目立たなかったが、28日、棋士編入試験第1局が東京で行われ、小山怜央アマが徳田拳士四段に166手まで勝ち、幸先いいスタートを切った。
この8月~10月に里見香奈女流五冠が同じ受験をし話題になったが、小山アマの試験官はそのときと同じだった。
ということで第1局も同じ徳田四段だったわけだが、彼が相変わらず勝ちまくっており、本局の前まで27勝4敗。勝率.871はもちろん全棋士1位だ。だから、誰だって第1局は徳田四段が勝つと思った。そこを小山アマが勝ち切ったのが凄かったのだ。
将棋は角換わり相腰掛け銀になり、ごちゃごちゃした戦いになり、私には何がなんだかまったく分からなかった。ただ小山アマは、この戦型を十分に研究していたらしい。
だがそれで作戦勝ちになったところで、将棋はそこからが長い。終盤に向かうほどあっちこっちに落とし穴があるわけで、一手のミスですぐに形勢がひっくり返る。そこを勝ち切ったのが凄いのだ。

もう、徳田四段に勝っただけで編入試験は合格にしてもいいくらいである。
棋士側には、奨励会未経験者を棋士にしてなるものか、という意地があると思う。それが第2局以降で見られるかどうか。第2局は12月12日、試験官は岡部怜央四段である。
この8月~10月に里見香奈女流五冠が同じ受験をし話題になったが、小山アマの試験官はそのときと同じだった。
ということで第1局も同じ徳田四段だったわけだが、彼が相変わらず勝ちまくっており、本局の前まで27勝4敗。勝率.871はもちろん全棋士1位だ。だから、誰だって第1局は徳田四段が勝つと思った。そこを小山アマが勝ち切ったのが凄かったのだ。
将棋は角換わり相腰掛け銀になり、ごちゃごちゃした戦いになり、私には何がなんだかまったく分からなかった。ただ小山アマは、この戦型を十分に研究していたらしい。
だがそれで作戦勝ちになったところで、将棋はそこからが長い。終盤に向かうほどあっちこっちに落とし穴があるわけで、一手のミスですぐに形勢がひっくり返る。そこを勝ち切ったのが凄いのだ。

もう、徳田四段に勝っただけで編入試験は合格にしてもいいくらいである。
棋士側には、奨励会未経験者を棋士にしてなるものか、という意地があると思う。それが第2局以降で見られるかどうか。第2局は12月12日、試験官は岡部怜央四段である。