一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段-郷田九段の百番指しはあるか

2022-11-11 21:57:39 | 将棋雑考
8日は伊藤園お~いお茶杯王位戦予選で、佐藤康光九段と森内俊之九段の対局があった。今年3月の竜王戦2組以来の対局で、通算75局目である。
本局は佐藤九段が勝ち、佐藤九段40勝、森内九段35勝となった。ただ、100局はちょっと厳しい。
そしてきのう10日は、B級1組順位戦で、羽生善治九段と郷田真隆九段の対局があった。
これが実に両者86局目で、これは羽生九段-渡辺明名人の80局を上回る。そして先のカードが、現在100局に最も近い。羽生-郷田戦は、100局に達するだろうか。
では、両者の対戦の歴史を記してみよう。左が羽生九段、右が郷田九段の勝数、カッコ内はタイトル戦の対局数である。

1991年度 0-1
1992年度 1-0
1993年度 5-1(4)
1994年度 6-4(7)
1995年度 5-2(6)
1996年度 0-0
1997年度 3-3(4)
1998年度 2-0
1999年度 2-0
2000年度 0-0
2001年度 2-3(5)
2002年度 4-0
2003年度 1-0
2004年度 1-1
2005年度 1-0
2006年度 1-1
2007年度 0-1
2008年度 2-0
2009年度 4-3(7)
2010年度 1-0
2011年度 3-0
2012年度 2-2
2013年度 3-0
2014年度 1-2
2015年度 3-4(6)
2016年度 1-0
2017年度 0-0
2018年度 1-0
2019年度 1-0
2020年度 0-0
2021年度 0-1
2022年度 1-0

以上、86局戦って、羽生九段の57勝、郷田九段の29勝。タイトル戦は、羽生九段の5勝、郷田九段の2勝である。86局中39局がタイトル戦で、タイトル戦率は45%。やはりタイトル戦が絡むと、対局数が稼げる。
そんな2人の100局だが、ここ数年は1局か0であり、今後この2人がタイトル戦をまみえるとは思えないから、かなり亀の歩みになる。
まず、順位戦は現在同じクラスだが、現在は郷田九段に負けが込み、ちょっとヤバイ。郷田九段が降級してしまうと、かなり対戦が遠のく。
竜王戦は、羽生九段は1組だが、郷田九段は今期3組に降級してしまったので、ちょっと当たらない。
王位戦は、羽生九段はリーグに残留しているが、郷田九段は予選を戦い、決勝で永瀬拓矢王座戦を控えている。
ま、100局達成まで20年かかるだろうか。
そんな先のこと、考えたくない。
コメント
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