葬儀が済んで、妹夫婦、弟夫婦、従弟が残り夕食を共にした
酒も飲んで、一週間の葬儀一切の慰労をした
妹の亭主も唯一の従弟も私と同級生なので話も弾んだ
妹が面白いことを言った
「母が亡くなった日は、朝、隣町の病院から地元病院へ兄と搬送して
午後に、今度は自宅にいた父が体調悪化で同じ地元病院に入院して
ようやく夜8時に落ち着いて家に帰ろうとしたが、兄が夕飯を食べていこうと言ったので
近くで食べていったけど、その時兄は「なんだかステーキが食べたくなった」と言って
200gのステーキ定食を食べた、結局食堂を出た後、病院から呼び出しが来て
母が危ない」ということで、病院に戻ったが、その深夜に亡くなった
地元病院に転院して12時間後だった
それから、父が救急車で運ばれて入院が決まった帰り、兄を乗せて還るとき
兄はしょくざいをが無くなったからスーパーに寄ってくれ」と言ったので寄ったが
その時も兄は「何だか、ステーキが食べたくなったから買ってきた」と言った
そして3日後に父が亡くなった
普段は肉を食べない兄が、なぜか両親が亡くなる前になるとステーキを食べたがった
私自身は妹の話を聞くまで、ぜんぜんそれに気づいていなかった
何か予感していたんだろうか?