神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

実録 牧野富太郎を見た

2023年09月08日 08時41分12秒 | 映画/ドラマ/アニメ
毎月2回ペースで海王丸パークへ行っている
昨日、一昨日と激しい雨が続いたおかげで気温も一気に平均6~7度下がった。
昨日の富山は29度後半で30度を切った、新潟も同じような気温である。
最近はずいぶん日も短くなってきて23日は昼夜半々の秋分の日、あとは冬に向かってどんどん昼が少なくなっていく。

夜中のエアコンを切ったのは1週間前からだ、それからは扇風機を中でつけて寝ていたが、昨夜、その前と二日間は深夜3時頃には寒くなって、スィッチを切った、今朝などは布団をかけて寝た。

連日38度などと言うと、たまに30度近いと「ああ涼しい」となるのだから人間の体も当てにならない。
今日の海王丸パークも海から強めの風が吹いてなかなか涼しい
時々、日が差すと一気に熱くなるから、今日は日陰の椅子に座って涼しい風に当たっていた。



展示館(事務棟)に入ったらFree Wi-Fiのポスターが目に入った
今まで数十回も来ていたのに気が付かないとは
さっそくスマホにセットしたら、駐車場の車の中でも使えるので、時間つぶしにみっちり45分you-tubeを楽しんだ。
これを知ったから、これからはここにきても退屈しない。 いつも新しい発見があるミステリアスな海王丸公園。

youtubeの興味ある記事は「牧野富太郎の生涯」実際の人生と朝ドラを比較しながら見ていて面白かった。
だいぶ前にyoutubeではなく記事資料でも牧野の人生はさらっと読んでいたが、今回はおさらいで、ほぼ同じような内容だった。

牧野=実物 槙野=ドラマの中の牧野
すえこ(あえて仮名で記す)の生きざまは実際もドラマもほぼ同じ
牧野の散財で生涯金の工面に走り、金貸しと渡り合い、貧しい暮らしにも愚痴も言わず、お茶屋を経営して資金をためる才覚があり、度胸もあった。
50歳ほどで死ぬまで牧野を陰で支えていた。 13人の子を産み、7人が成人した。
牧野は槙野より遥かに世間知らずで自己中で植物にしか興味はなく、すえこの苦労など全く眼中になく、そもそも植物学者以外の人間関係も作らなかったようだ、それはすえこが死んでも続いた。
だが周囲の人々は逆に、そんな牧野に魅力を感じたのか大金持ちの実業家や資産家などのパトロンが(一方的だが)都度都度で現れて牧野の金銭苦境を救う。

ドラマと違うのは祖母の願いで牧野は従妹の猶(なお)と結婚した(この部分は、はっきりした証拠がないので?とされている)
店は猶が受け継いで番頭の和之助と経営していたが、牧野が倒産まで実質のオーナーであって財産を綾に気兼ねすることなく使って当然と思っていたようだ。
完璧な苦労知らずの生涯坊ちゃんである。

生まれた家が土佐の田舎の造り酒屋大店「岸屋」で子供の頃から両親は死んでいなかったが、血がつながらない祖母浪子に育てられ、お金の苦労を知らぬまま大人になった
その金銭感覚は貧乏暮らしになっても変わらず、岸屋(ドラマでは峰屋)には無尽蔵にお金があると錯覚している
それが猶の働きとも考えず使い放題、ついには岸屋を潰すことになる。(ドラマでは綾が新酒作りに失敗して倒産とした)

牧野は東京と土佐を一年単位で往来していた大名のような暮らしをしていた
東京で、お菓子屋の娘すえこを見初めて関係を持ち子が出来て結婚した
すえこの立場は妾であった、ワンマンな牧野はすえこを土佐に連れて行って猶に会わせている。
猶とすえこは気が合ったらしい、そこはドラマと同じだが、牧野は正妻と妾の二人の妻を持つ男だった、実際は牧野の方が猶より年上だった。(ドラマでは猶が姉だから当然だが結婚はしない)

店が倒産して莫大な借金が残ったが、実質経営者の牧野は我関せずで後始末もせず相変わらず植物採取をして借金を増やすばかりだった。
しかし猶と番頭和之助(竹雄のモデル)の働きで店や土地などが処分出来て、借金はゼロになった
牧野はこれを機に猶と離婚して、猶は番頭和之助(ドラマでは竹雄)と再婚する。
これで、すえこは晴れて正妻の立場になる。
しかし借金は膨れるばかり、帝大(東大)で助手になったが月給の10年分も借金が膨らんだ(これを、すえこが工面していたのだからたいした女性だ)
借金だらけでしょっちゅう夜逃げ、引っ越しをしていたという(ドラマはずっと長屋で暮らしていた)
この借金は牧野の功績を知って気に入った三菱大財閥の岩崎弥之助が全額支払ってくれた。 なんとまあ!(ドラマでは弥之助が、パート仲居をしていたすえこの才覚に惚れて槙野との関係ができる)

年月は過ぎて、相変わらず地位は無く名声はあるが借金もある牧野、その借金はついに今の億単位にまでなったとか
しかし、それを肩代わりしてくれる奇特な若い財産家が現れて牧野は救われるが、学者バカ一筋の牧野は、頭も下げず、いうことも聞かないし、金も返さないし約束も守らない。
とにかく周囲が目に入らない非常識で史上最大の植物バカ、学者バカであったようだ。
すえこの献身ぶりも半端ない、最後はすえこの稼ぎで初めてマイホームをもつ
しかし間もなく、すえこは亡くなってしまう。
生涯、半端ない植物一筋男を支えながら、子育てと借金に歩いたすえこの人生やいかに?