80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

阪急2000系の製作(12)

2017-06-30 20:21:56 | 私鉄電車
こんばんは。2000系の製作記を続けます。

仮組み状態ですが、4両が揃ったので編成を組んで記念撮影。エンドレスの1/4周にちょうど載ります。「運転に好適な」という表現がまさにしっくりくる長さです。



記念撮影の後は、車体の整形や下回りの仕上げに入っていくのですが、その前にひと手間作業しておきます。


まず下回りですが、Tc及びT車の車輪をφ9.5mmに交換しておきます。この頃はM車のφ860mmに対し、T車はφ762mmの小径車輪を使用していたようです。通常の日光台車はφ10.5mmの車輪付きなので、もったいないからそのままでいいかなと思っていたのですが、日光規格のφ9.5mm車輪が手に入ったので交換することにしました。




直径が1mm違うと、高さはもちろん、全体の印象もだいぶ違ってきます。




TcとTのセンターピン部には、高さ調整用のt0.5mmのプラ板を貼りました。




一方、車体の方は、Rの削り出しなどで自然と車体に力が加わってしまうため、補強部材を入れることにしました。まずは床板取り付けを兼ねた横梁を入れます。動力車以外は車体中央に3×8mmヒノキ材を渡しておきます。




動力車は中央にモーターがくるうえ床下機器もいっぱいなので、MPウェイトと一緒に共止めすることにして、対応する位置に横梁を入れてネジ穴を開けておきます。このネジ穴はまずφ1.6mmの下穴を開け、次いで中に瞬着を流し込んで硬化させたのち、φ2mmのタップを切ったものです。木材に直接タップを切ってもある程度は効きますが、この方がネジ山がつぶれることなく、より強固にネジ止めできます。




天井裏にもt0.5mmのペーパーを貼って補強しておきます。このクルマはモニター屋根なので、それを作れば補強されるのですが、ちょっとまだ億劫で手が出せないための暫定措置です。。




車体が補強できたら車体裾のRなどを削り出していきます。まずはカッターナイフで大ざっぱに削り・・・




#240など粗めの耐水ペーパーで凹凸を均していきます。




とりあえず試しにMc車1両を削り出してみました。そこそこいい感じかなー? 残り3両も削ったのち、溶きパテを塗って、さらに研磨を
続けていきます。





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阪急2000系の製作(11)

2017-06-26 10:09:57 | 私鉄電車
おはようございます。6月最終週にして2017年の折り返し地点。天気はパッとしませんが今週も頑張っていきましょう。

床下機器を取り付けています。ちょうど並行して阪急2000系を製作されているこちらの方は、な、なんと抵抗器からエアタンクまでフルスクラッチされていて素晴らしいのひとこと。当方はお手軽に近鉄30000系用のプラ製品を中心に、エコーのエアタンク、そして若干のスクラッチ品でまとめることにしました。既製品をあらたか取り付けた状態で、まだ8割程度の進捗。




Mc、M車の海側です。主制御器や遮断器などが並びます。左から二番目(白飛びしてます)の箱のみ自作で、あとは既製品を流用しています。こちらは実車写真や図面で機器の形が分かりやすいのですが・・・。




Mc、M車の山側はナゾだらけです。とりあえず主抵抗器とエアタンクのみ取り付けました。主抵抗器の隣にはMGが付くのですが、界磁制御のための昇圧器と一体化されたものとのことで、一般的なMGよりも大型というか長いようです。これについては後述。その他は四角い箱が並ぶようなのでスクラッチで対応します。




Tc、T車の海側です。エアタンクと箱が少し。実車のエアタンクはもう少し太くて短いずんぐり体形のようですが、模型ではエコーのパーツをそのまま使っています。左端のエアタンクは2列で、あまり見えない内側は古いジャンクパーツ(小高か?)をあてがいました。




Tc、T車の山側です。こちらも謎が多いのでD-3-Nコンプレッサーのみ取り付けた状態。モデル8のパーツは関東では入手しにくいので自作も考えたのですが、T系車の床下は機器点数が少なく目立つので発売元から通販で取り寄せました。なかなかいいディティールです。




さて先述のMGですが、鮮明な実車写真はありませんが、カツミの完成車の開封動画(というのがあったんです笑)を参考に、ジャンクのMGとエアタンク(たぶん小高製)を切り継いでそれらしく作ることにしました。





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阪急2000系の製作(10)

2017-06-25 08:12:06 | 私鉄電車
おはようございます。気がつけば1週間空いてしまいましたね。阪急の製作記を続けます。



先頭車の組み立てです。前面のコーナーは曲げではなく、車体裾と同様に削り出しで表現することにしてました。すでに貫通ドアは貼ってあるので、その左右に内貼りを貼ります。上側は屋根のRに合わせてあるので、後ほどそれをガイドにして外板もカットします。




屋根Rをカットした前面。ヘッドライト周辺がちょっと千切れそうですが、切れたら切れたで修正はできるのでオーケー。




ヘッドライトはガラスの内側にセットされます。113系用のシールドビームを2本並べて半田づけすることも考えましたが、KSのパーツが品切れだったので、エンドウの103系用なるものを買ってみました。ロスト製でレンズ付き。湯口付近だけで製品全体の半分近くの体積を占めていますなぁ。(笑)




103系用ですから、お気づきのとおり楕円形の“縁飾り”があるのですが、うまくすればそのまま使えるんじゃないかと期待してあてがってみたところ、ん~~イケないこともないですが、やはり左右の丸い所が目立ってしまいますね。。




ということで、“縁飾り”は潔く削り取ってしまい、0.3×0.8mm洋白帯板を四角く曲げたものに置き換えました。半田が内側にも流れ込んでしまったので修復痕がナマナマしいです。ちなみにこの四角い枠は“飾り”ではなく、ガラス面から一段引っ込めて取り付けるためのスペーサーであります。




このパーツにピンときた理由はφ3mm砲弾型LEDがこの位置に組み込めること。わざわざ光源からファイバーで導光しなくても、2灯分を一度に照らすことができると踏んだからです。エンドウの完成車の構造は見たことありませんが、恐らく同じような方式かと思います。




で、導光というか分光というか、とにかくLEDとレンズの間に詰める素材を探していたところ、ホビダスの京王5000系キットのクリアパーツのランナーに目がクギ付け。太さといい、半円状に切れてるとこといい、これはまさに「使ってください♪」と言っているようなもの。ありがたく頂戴しました。




こんな感じで、セメダインスーパーXクリアで組み付けました。せっかくのクリアパーツをちょっと削りすぎてしまい、LEDがはみ出してますが、まずは期待どおりのものができました。




ヘッドライトの目途が立ったので車体を箱にします。




ヘッドライトユニットはこんな感じで組み込まれます。LEDの足を左右に振り分けてあるのは、この間に尾灯と標識灯の光源を置くため。こちらは光ファイバーで導光することにしています。




前から見たところ。ヘッドライト周りはまだヘロヘロですが、ちゃんと整えて色塗ればなんとかなるっしょっ!と楽観。





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阪急2000系の製作(9)

2017-06-17 09:43:46 | 私鉄電車
おはようございます。東京地方、今日も青空が広がっています。梅雨はどこへやら。。



で、阪急2000系もどこへやら。

いやいや、存在は毎日確認しております。進んでないだけ♪


残りの3両も、内貼り、ドア、補強材を貼り込んで“ひらき”が完成。




先に完成した中間M(奥)に続き、中間T(手前)が箱になりました。




先頭車はどうなのよ、ということですが、3平面で構成される前面や、ヘッドライトまわりを中心とするオデコをいかにすっきり作るかでお悩み中。腹はくくったので、あとはメスを握るだけですが。。




床下機器もそろそろ気になってきたので準備します。主抵抗器はじめいくつかの機器はカツミの近鉄30000系用から流用。その他は市販パーツや自作でまかなう予定。実はカツミ某店の在庫リストで、4両編成用の分売パーツが眠っているらしいことはチェックしたのですが、いかんせんお値段がお値段なのでグッとこらえ、その分は4基のパンタの軍資金にしたいと思います。




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阪急2000系の製作(8)

2017-06-12 00:52:21 | 私鉄電車
こんばんは。2000系の車体を試しに1両組み立ててみました。

内貼り、ドア、補強材を貼ったところです。洋白エッチング製のドアは、内貼り(t約0.5mm)よりもわずかに薄いのですが、0.1mmもないくらいだったので、特に補正はせずに上から補強材を貼りました。ドアの接着はセメダインスーパーXクリア、それ以外はすべて木工用ボンドです。




妻板を取り付けて箱に組み上げ、先に仮組みしてあった下回りに被せてみます。すんなり入ったのでひと安心。床板が薄く、モーターとウェイトの重みでまん中が垂れ下がってくるので、ウマに乗せて撮影しました。




床下のようす。裾に合わせて1.5×3mmヒノキ材が貼ってあり、その間に30mm幅の床板を落とし込むような形になっています。これから車体裾のRを削り出します。




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